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死んだとおもったvol.1

24か5の頃だったかに半年程スケボーにはまり友達と公園で滑ったり家の前で練習したりする日々を過ごしていたことがあった。

トリックはほとんど習得できなかったけれどプッシュとチクタクだけで充分楽しめた為綺麗な路面を探してはなるべく降りることなく長い距離進むというのを繰り返し少しずつ上達するのが楽しかった。
その内に滑る場所の難度も上がっていき、ブロック舗装タイル型の路面にも挑みなだらかな坂道を下り途中の横道にターンして入っていく等徐々にスタンスも安定してきたりして大分悦に入って滑ってた記憶がある。

ある日のこと
また坂攻めたいなーと思い近所をうろついてると道幅もあり距離も有る所が見つかった。車の往来も少ないしここだなと決めて滑りだした。

そして事件は起こった

いきなりすごいスピードを体感しやばい気持ちー!滑りやすいぜ乗りこなしてるー   あれあれあれ止まんねぇ どうすんのこれ どう止まんの(目の前車両ビュンビュン) うわうわ
横にジャンプするしかない ファッ
わーんんんんんんっっっんん ダダっゴロゴロゴロゴロ...
この間多分10秒無いくらいの意識の流れをはっきり覚えてる
死んだと思った。

完全な事故
セルフでコンクリートに転倒し身体を打ちつけ
てなんとか最悪の結果を免れた。
環七に突っ込んでくのは回避できたがその代償として拳肘膝脇腹背中ら辺の肉はエグれ無くなり大量の出血そして所々が打撲で激痛が走りすぐには動けなかった。
一連の流れの中で誰一人遭遇しなかったこともあり助けはなく、なんとか自力で立ち上がり家から10分くらいの場所だったのにも関わらず帰宅するのに1時間以上かかった。

これがその時の坂
(最近近くに行くことがあったので聖地巡礼してきた。自分だけの聖地)

帰宅してからはとにかく消毒せねばと考え応急処置の知識もないのに浴槽に湯を張り、家にあった沖縄の塩何袋かをぶち込みそこに浸かり染みるとかいうレベルを越えた荒療治を施した。湯船が血で滲んで茶っぽくなってたのを覚えてる。エキバンを塗りたくり無理矢理保護しティッシュ被せて包帯でグルグル巻きにしたりした。
後になって思うとそのまま病院いけよっていう話だけど、当時の自分はとにかく誰にもそのことがバレたくなかった。
なにより調子乗ってそんなことになってしまった自分の駄目さに落胆してしまい、勝手に自信喪失しその日を最後にスケボーもやめてしまった。

本当に好きな人ならばこういうのも成長過程のひとつだろうが、いざまた始めたら前のことを忘れて同じことをしかねない。
今後やるとしても安全にヘルメットとかサポーターしてやるべきだろう。
そもそも指定の場所以外は滑ってはいけない。

若い時の無軌道さが出た面白話しとして友達は聞いてくれるけど、もう二度とこんな体験はしたくない。
未だに身体に残った傷を見る度思い出すな。


#スケボー #怪我 #危険すぎる #坂 #つらたん

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