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平凡こそ愛なんだ

「39.4」

朝起きて、熱を測ったら高熱になってる!

首元が熱くて足を布団の外に出すけど、背筋はゾクゾクするから、手を伸ばして毛布を引き寄せる。温度がちぐはぐな感覚。

トイレに行こうとするけど、つらくて起き上がれない。意を決して起き上がっても、頭が朦朧としていて、次の動きに移せない。

数分間、ベッドに座ったままじっとしている。
ようやく靴下を履く工程へ。しかし、力が入らない。

膝丈まである靴下を引き上げなければならないのに、いつもの2倍くらいの力を出さないと上げられない。そして、履く時間は倍以上かかってる。

当たり前の工程ができないと、健康のありがたみを感じる。

寝すぎて背中と腰が痛すぎるので、フォームローラーやボールを使って、痛みがある箇所を緩める。

痛くなるまで放置していて、ごめんね。

体調が悪くなると、放置していた過去の自分を叱責したくなる。今さら過去を悔やんでも、取り戻せない。だから、未来こそはもっと体を大切にしようと心に決める。
何度目だろうか、この誓いは(笑)

また布団に戻り、一寝入り。

次に起きると、夫から不調だと伝えられる。
38.6だそうな。

ぼんやりした頭で、2人ともダウンするのは初めてだなと思う。

シンガポールで、私、娘、息子がコロナにかかったときも、夫だけは無事だったから。

それでも、マメな夫は薬や食べ物を買いに出かけてくれた。いつもありがとう。私は話せずに、ただひたすら寝てるだけでした。

子どもたちもたまに飛び乗ってくるけど、自分たちで遊んでくれたので助かった。

お昼になるとだいぶ回復して、子どもたちにご飯を食べさせて、私もうどんとゼリーを食す。
今回は食欲があったから、薬も飲めたし、回復が早かった気がする。夫はダウンして寝ていた。

それでも、1時間くらい動き回ると、疲れて立っていられない。リビングに寝転がり、毛布をかぶって寝る。フォームローラーをマクラ代わりにしていたら、娘がマクラを持ってきてくれて、そっと入れ替えてくれる。

そして、自分で電子レンジを操作して温めた、すみっコぐらしの小さいゆたんぽを毛布の中に忍ばせてくれる。6歳の優しさが朦朧とした私にダイレクトに伝わる。

ありがとうね。優しい子に育ってるな。

そんなことをぼんやり思いながら、寝てると
「大丈夫?布団で寝る?」
と、夫が声をかけてくれた。

ふわふわの敷物があるとはいえ、フローリングの冷たさが伝わってきたので移動する。

そこから、5時間くらい爆睡。

そして、今。
36.6度まで下がりました。

普通にご飯を食べられたので、明日には回復してると思うけど、ゆっくりゆっくり。

明日は夫と在宅ワークかな。
何もない平凡な日こそ、愛すべき日なんだな。

久しぶりに熱が出て気づいたこと。

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