私が正社員の障がい者に求めるもの

私が勤務している特例子会社では、全ての障がい者(年齢によるが)は正社員として雇用している。もちろん、精神的、体力的配慮として短時間正社員としてだ。そのため、契約期間等はない。

 タイトルに戻るが、私が正社員の障がい者に求めるものは、仕事をするという意思を表すことのみ。お金を稼ぎたい、手に職をつけたい、役に立ちたい理由なんてなんでもよい、一生懸命自分のために仕事をする。

 よく、人のため、会社のため、社会のためという人はいるが、まずは自分のために仕事をする。そのことが会社のため、社会のためとなる。自分のために一生懸命仕事ができない人は、会社のため、社会のために仕事ができるわけがない。

 私は「仕事は楽しく」がモットーです。楽しくはただ「へらへら」してお金が稼げるわけはない。どんなことも、一生懸命やると楽しい。言い換えると「やりがい」「張り合い」を感じる。

 では一生懸命に打ち込むにはどうするか。指示されたことをそのままやるのではなく、そこに自己意思を乗せる。マニュアルがあるからできないという人もいると思うが、勝手にやればマニュアル違反。許可を得れば、マニュアル違反にはならず、許可した人の責任になる。

 私は、部下に、些細なことでも全てやろうとしていること、やりたいこと、提案などはすべて上げるよう伝えている。やっていいのか、どう思われるかなと考える必要がない。こんなことを考えるのは無駄でしかない。まずは、その意思を伝えるよう言っている。それが結果失敗するとわかっていてもだ(度合いにもよるが)。

 因みに、私は余程問題がなければ「NO」を言いませんと全員の前で宣言していますので報告は儀礼的なものです。

 人から得られるものは情報であり、経験にはなりえない。自分で行動し得たものは経験であり情報以上の物を得ることができる。何事も経験が必要であり、失敗を恐れず挑戦できる環境が必要と考えている。それは、健常者であろうが、障がい者であろうがです。

 私にも上司がいますが、どんどん提案し、NOを言われます。そこから、納得いくまでNOの理由を聞き出し改善案を出し、YESをもらいます。YESをもらまでNOを何回ももらいますが、私はYESをもらうためのヒントだと考えています。また、本気度を試されていると勝手に思っています。上司はどう思っているかはわかりませんが・・・。

 失敗することで一番責めるのは自分自身です。それは、失敗は失敗であると認めているからです。成功するまで失敗するのです。失敗で終わったら失敗です。成功で終われば、それまで何回失敗しても成功です。

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