「裁判に敗訴」

けさの日経産業新聞

3面に、ヘッドハンター
昨日に、引き続きだ

職業には
製造業やサービス業
教育、医療

しかし
大企業に人材を紹介して
多額の報酬を得るそんな
職業があるとは

そこで思い出した
夏が近づくと
赤坂見附駅

ホテルの隣のとなり
東京本部があった

午後8時過ぎ

理事長室にはいると

何故か
いつも
ソファがあるのに
新聞紙
床に、黒糖焼酎、冷えてない
缶ビール、ウイスキー

「裁判なんか、負けても
ええんや」

いつも唐突に始まる
相手は死んどるから

担当医や看護師に瑕疵はなくとも
全力を尽くしても死んでる
良くやったよ、職員は

遺族は金目当てかもしれない
人間は足も腕もあるが
こころもある

カタルシスとして
提訴されたならば
表向きは戦うが、負けてもええんや
弁護士には必死にやつてもらうが

裁判官と違って
こちらは時間はない

全国に
病院をつくりまくるんや

こんな事もよく聞かされた

「カネがないから、事業ができるんや」

株でもそうやろ
信用取引きだから
空売りもできて

何千マンも何億も稼げる 
一般職員のまえでは、決して
見せない、もうひつとの顔
天才事業家

理事長とあつてると
出来ないこともできると錯覚する


先輩のオーべんや
スーパーバイザーや
院長に話すと、そろそろ
引き上げるからと

狂気の沙汰だ
政界進出なんて

まさしく秀吉だった
当時の医師たちは、みんな
国立大学卒のスーパーエリート
高校は、灘やラサール
開成、勉強がピカ1に
できる秀才ばかり
会話も医学のことばかり
戯言は口にしない

行儀もよく、ホントの臨床医

政界進出の年に
みんなが、引き上げた

私は残った
それどころか
別の先輩や後輩を引い入れた 
洗脳されてないが
面白いと思った

カネは借金とは
いえ、何十億円もあるのに

女性や美食やゴルフや銀座の
クラブには、一切の興味を示さない

日本中  
いいやアジアやアフリカの
貧しい国に
最先端の医療技術を提供する
病院をつくりまくる

1兆円なんて、まだまだ
狂気の沙汰かもしれないが

常套句に惹かれた

人間を判断する場合

「おい、あの人には愛はあるか」

男女の恋愛ではない
人類愛だ

先輩にいえば

『一流の人たらしや詐欺師は
コトバで他人を魅力する』

深入りせずに
真面目に臨床医をやれと
叱責された

その後に、数年で
グループを去ったが

その後も 
夏になれば

側近から

「元気でやつてるか、
ビールのみに来い」

グループ離れても
理事長が会いたいと
言ってる

伝言されて、涙が出た

大好きな経営者さんだ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?