順天堂大学の休学費減額を実現したい
はじめまして！順天堂大学国際教養学部3年の太田百恵です。
私は今、change.org で休学費減額に関する署名を集めています。
この記事では、なぜその活動をしているのか？についてお話していきます。
休学を考えるに至った理由
(2019年9月に行ったパレスチナで撮影)
私はもともと高校時代から国際協力に興味があり、大学では国際教養学部を選択しました。大学に入ると、世界の健康問題の改善や不平等を減少するための活動を行うグローバルヘルスについて学び、課外活動でもHIV/AIDSの予防啓発活動やヘルスに関するイベント企画運営を行ってきました。そうした学びを経て、私にはある夢ができました。
それは、「世界の健康格差の是正に向けたコーディネーター」になることです。
そしてその夢を叶えるためにも、まずは海外で実践活動を積みたいと思い、日本のNGOジャパンハートの海外長期インターンに応募しました。無事合格し、来年の8月から一年間ラオスでインターンをしてきます。そのため、4年時を休学することとなりました。
休学費減額活動をなぜするのか
ということで、大学を休学していくのですが、順天堂大学国際教養学部では休学費用が以下のようにかかることがわかりました。
・授業料100万円+教育充実費25万円＝125万円を納入
・休学後、審査を経て最大75万円の減免
・実質負担 50万円～125万円
後から減免されるとしても、休学前に留学費用と125万円を用意することは、簡単ではありません。さらに、審査というのは留学が前提のため語学力があがっているかどうかが重視されます。75万円減免されることが確実ではないことも、負担となるのではないでしょうか。
50万円～125万円という金額は、他大学と比較しても、あまりにも高いです。
(各大学の学則やHPをもとに作成)
また、調べてみると共立女子大や慶應大学、フェリス女学院大学や日本女子大学でも、学生から動いて休学費減額が実現しています。学生からでも変えることができる！と思い、私も活動を始めようと思うに至りました。
在校生にアンケート
まず休学費減額プロジェクトをするにあたり、在校生に休学についてのアンケートを行いました。その結果201人(1年77人、2年34人、3年52人、4年38人)の回答を得ることができました。主な結果は以下の通りです。
Q1 あなたは海外に興味関心ありますか？
Q2 休学したいと思ったことはありますか？
Q3 休学したいと思った理由を教えてください
主な理由一覧
・留学したいため
・経済的理由で学費を払うことが困難なため
・海外でインターンをしたいため
・ワーキングホリデーをしたいため
・ボランティアをしたいため
Q4 休学費が大幅に下がったら、海外へ留学やインターンをしますか？
いかがでしょうか。海外に興味関心ある生徒が90％以上、休学費が下がったら海外で活動したいと考えているひと、選択肢の一つとして考えるという人も94％います。また、経済的理由で休学したいと考えた人も中にはいることがわかりました。
今回アンケートには意見欄を設けましたが、そこでは
「留学するとき、休学費が高すぎて半年にあきらめた」
「長期留学したいのに、大学側のサポートが乏しく休学するのも高額なため、別の大学を再受験しようとまで考えていた」
という声も多く聞くことができました。
今後の活動予定
これから、change.orgにてオンライン上での署名活動、また在校生向けにオフラインで署名を集めます。そしてその署名一覧と、請願書を理事長に提出しようと考えています。
最後に
この活動をするにあたり、「大学を辞めたらどうか？」「卒業後に行けばいいのではないか？」という声もいただきました。
しかし私は、休学して海外にいくことにも意味はあると考えています。なぜなら、海外での学びを、大学の卒論に落とし込みたい、また学びを得たことで帰ってきてから大学の授業を受ける意欲が向上することもあると思うからです。
休学費が減額されることは、在校生や、これから入ってくる後輩たちの選択肢を広げ、順天堂大学国際教養学部の使命の１つである「人類の福祉へグローバル市民として貢献する」人材への育成に寄与すると思います。また、経済的理由により休学を考える人たちへの救済措置にもなると考えます。
この活動の実現には、みなさまからの後押しがあるととても心強いです。ぜひ、以下のリンクの拡散や署名などご協力いただけるとありがたいです！よろしくお願いいたします✨
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