見出し画像

個人事業主・従業員5名以下のスモールビジネス専門コンサルタントの太田亮です。
ご覧いただき、ありがとうございます。

新型コロナの影響により、鉄道業界でも輸送客数の減少にとても苦労しています。

そのような中、静岡県にある地方鉄道の岳南電車では、終電後の電車内に宿泊できる企画を開催しました。
https://www.gakutetsu.jp/festival2020/nightstay.html

通常であれば終電後の電車は車庫に入るため長居はできませんが、この企画ではホームに停車中の電車内に飲食物を持ち込んだり寝袋で睡眠したりと、自由に車内を満喫できます。

参加費は1人1万円と安価ではありませんが、15人の定員は満員になりました。

この企画では、新たな設備投資を必要としていません。
電車やホームなど今ある資源を有効活用して売上アップに貢献しています。

年間の輸送収入に比べたら微々たる収入かもしれません。
しかし、何もやらなければ、何も変わりません。

ユニークな企画をする鉄道会社ということで世間的な知名度が上がり、わざわざ乗りに行ってみようという鉄道愛好家の方が増える可能性もあります。

大きな設備投資をして売上アップを企てることは、リスクを伴います。
よって、今ある自社の資源をもう一度見つめ直し、そこから新たな企画を発案し、売上アップを図ることが鉄則となります。

上記の岳南電車は工業地帯を走るため、工場夜景がとてもきれいということに目をつけ、車内の照明を消して走る夜景電車を企画し、こちらも大変人気となっています。
https://www.gakutetsu.jp/yakei_train/yakei_premium_tour.html

この夜景電車も、今ある資源を有効活用している事例です。

設備、人材、人脈、ノウハウ、情報など。

今一度自社の資源を見つめ直し、売上アップのタネとしてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?