六等星
夜空の散歩道に
灯りがともる
薄らと遠くが明るく近くが暗い
専ら清かな夢のよう
車のヘッドライトに
運転手の息吹がこもる
例え独善者でも愛されてきた人
例え毒舌家でも袖擦れ合う人
群青の闇に
星影が映る
一番星見つけた人
この指とまれ
飛行機見つけた人
もう私たち友達だね
一緒に帰ろう
一緒に夕飯食べよう
困ったことがあったらこの電話番号へ
政治家の街宣車が走る
困ったことがあったら
互いに助けあえる世の中だったら
お天道様は見ている
そう思って生きている
格好悪い夫さんの戯言
暗いと光る六等星
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