ワンピース



隠していたい左腕は
長袖のワンピースで
見えないように
閉ざしてしまおう

隠していたい感情は
流れる時の中で
消えないように
大切にしていよう

なんでもない日常は
なんでもなくない人がいるんだって
なんでもかんでも足りない
何度噛んでも味がないガムのように
救われたいんだ

幸せをひとつ見つけよう
ひとつだけでいいから
君とそれを共有したいから
幸せの日常なんてありゃしないけど
1日だけでいいから
君との時間だけは、、、

隠れていた卒業アルバム
嫌いだったあの子だって
今になったら
会える気がするんだ

隠れていた思い出の
閉ざしていたその心の
奥に見える辛さは
いつか糧になる

なんでもない日常は
なんでもなくない人がいるんだから
何でもかんでも知らない
何度噛み締めても分からない
時だって
あるんだ

幸せの数を数えよう
ひとつからでいいから
それを大切に生きていたいから
幸せが生きる意味となる
ひとりじゃないから
人は支え合うもの

何もできない平日だって
突然訪れることがある
「それでもいいんだよ」なんて
電話越しで伝えるよ
「大丈夫、僕今日暇だから」
そう言って笑ってあげられるよ
「死にたいなんて簡単に言わないで」なんて
いわないからさ、
まず、1歩、踏み出そう
僕と、君と、2人で

隠していたい左腕は
長袖のワンピースで
見えないように
閉ざしてしまおう


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