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0923.MAツールでシナリオ設定するポイント

シナリオ設定について脅しておくw

MAツールを入れているけど実際メルマガ配信ツールとしてしか機能してません。。みたいな話をよく聞きます。月数十万円払ってそれはもったいないですよね。

MAツールはサイト内にポップを出せたり、そのポップもユーザーごとに出し分けしたり、広告もアレンジできたり、結構いろんな機能があります。

個人的には中でもマーケティングの自動化に貢献するのはシナリオ設定だと思います。

こういうユーザーにはこんなメールを送る、こういうユーザーには担当者に通知が行って架電する・・・みたいなシナリオに合わせて、シナリオどおりに接客していくことができます。

ただしこのシナリオ設定が、初めてやる人には結構しんどい。しんどいというのは設定の項目が多かったり、時間が結構かかります。

STEP1:全体像を書く

シナリオ設定は結構めんどい、初めてやる時、時間がかかるというのを主張したので、それを解決する方法を書きます。

やり方はシンプルでまずは手書きでいいので施策の全体像を書くことです。

これをせずにMAを触り始めたら必ず途中で「あれ、これって何で使うメルマガなんだっけ」「無限にタグがある・・・このタグはどういう人につけるタグなんだっけ・・・」ってなります。

これが時間がかかる原因その1です。なので、この原因を排除しましょう。

手書きで全体像を書くのです。適当に書きましたがこんな感じです。

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言葉で表せば「資料ダウンロードした人に電話して、出た人と、出なかった人に個別でメールを送り、後日ステップメールを配信。その後、ステップメールに添付している資料をダウンロードしていたら社員に通知が来て、架電する」仕組みを作りたいということです。

STEP2:全体図の中でMAで自動化できるとラクなことを選ぶ

さて、全体図を書いたら、その中でMAで自動化したいものにマルをつけます。

iOS の画像 (1)

自動化したいところは6箇所ありました。

①~⑤はできることは間違いないですが、⑥についてはできるか不明なので、MAツールの会社に「御社のツールを入れているんですけど、メールに添付している資料をダウンロードしたら、なんの資料をだれがダウンロードしたのか、社内通知することってできるんでしたっけ?」と聞いてみます。

できる場合は、その設定方法を教えてくれます。できない場合は一旦⑥番は諦めて別のシナリオを考え直すしかありません。ただし①~⑤まではできるので、①~⑤までは設定できます。

こんなかんじで全体図があると、全体図のどの部分がMAでできて、どの部分がMAでできないのかを把握でき、MAツールの設定時間を効率化できます。

STEP3:実装準備する

このステップが抜けている人が多い気がします。

もう一度全体図を掲載します。

②番、④番、⑤番はメールを配信するわけですよね。


iOS の画像 (1)

ということは、

・メールの文面
・メールに添付する資料

が必要です。

メールの文面はもう作ってありますか?
メールに資料を添付する場合、添付する資料は既に手元にありますか?
その資料は完璧にマスキングされていますか?
サービスに関するお問合いせ先は資料内に記載がありますか?

これらの準備をすっ飛ばして、MAツールの設定はできませんよね。お客様に空っぽのメールなんて出せませんから。。

このステップが地味に時間がかかるんです。コンテンツを用意するタスクです。

でもこれができていたらあとは、MAツール設定するだけです。

STEP4:ようやくMAツールを触る

あとはMAツールで図解の①~⑥番を設定していくだけです。

設定して、ちゃんと動くかテストして、また修正して。。となるので、どのくらいの量を設定するかによりますが、設定だけでも初めてやるなら8時間くらいは見込んだほうがいいかもしれません。調べながら設定するわけで、言ってみれば説明書を読みながら自宅の棚を組み立てるようなもの。

このネジはどの箇所に使うんだっけ、向きはこれであっているんだっけ、、など説明書を見ながら組み立てると時間かかりますよね。

初めてMAツールを設定する場合もそんな感じになります。

STEP5:改善する

MAツールでシナリオ設定したら終わりではないです。1ヶ月ごととかのペースでシナリオを改善するのをおすすめします。

たとえばもっと細かくステップメールの種類を作って出し分けるとか、開封率の高いメールの原因を考えて、他のメールの文面も改善してみるとか・・・。

もちろん、このときも、全体図を書くのを忘れないようにしましょう。全体像の中のどの部分を改善しているのか、見えなくなると作業の手が止まってきます。また設定中に「いま何を設定しているんだっけ」「なんでこれを設定するんだっけ」と考えてしまい、どんどん作業が遅れます。

なので全体図を書くことを忘れないようにしましょう。

おわり

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