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晴るをゆく

よく晴れた休日、子どもたちを連れて遊びに行きました。

ひと足早く春の気配を教えてくれたカンヒザクラは花を散らしはじめていました。今年もありがとう。
そしてユキヤナギがバトンを渡されたかのように咲きだしていました。ちょうど今見頃になりつつあるので、チャンスがあればまだ撮りに行きたい。ユキヤナギってこの時期以外は主張しないので、花が咲きだすと「あっこんなとこにもいたのか!」と毎年なっている気がします。

地面にも少しづつ彩りが増えてきて、晴れている日は植物と陽射しが笑いあっているようです。

この週末あたり、ソメイヨシノも咲きそうだと予報を見ました。楽しみですね。


ここには載せていませんが、花ばかり撮っていたわけではないです。この日はむしろ子どもたちをたくさん撮りました。並んでもらったり目線をこちらに向けてもらったりといった、普段あまりやらない撮りかたで。
3人の子どもたちと一緒に公園に行けるなんてもうあんまり無いだろうという気持ちが入ると、ついつい記念撮影的になってしまいます。でも、僕にとってはとても大事な写真になりました。
そういう写真はたとえば写っている子どもたち本人にも、妻や両親など身近な人でも、自分以外の人にとってはおそらくほぼ無価値な気がします。まさに自分自身のために撮った大切な記録。
本当はここに写っているのは子どもたちではなくて、彼らとの時間を噛みしめる僕の心情そのものでした。綺麗な花や景色もいいけれど、そういう写真を人生でたくさん集めていきたいものだなと思います。

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