#04 富士山の見えるまち大岡山(特別編)
おことわり
今回の記事は西8号館最上室に特別に許可をいただいて入室させていただいた結果をまとめたものです。入室を研究の一環として特別に許可していただきました。本プロジェクトの目的及び目標については初回の記事にまとめていますので、是非ご覧ください。
大岡山というまちを色々なテーマから考えることが今回のプロジェクトの目的でもあるわけですが、今回西8号館の上から大岡山を望むことで、大岡山のまちがどのような地形の上に成り立っているか、地上で普段生活しているのとは違い、高い場所から俯瞰してより深く理解できたまちの構造と特徴をレポートします。それでは記事をご覧ください。
はじめに
こんにちは。#02の富士山の見える場所の紹介、#03の富士山についての街の達人田ノ倉さんへのインタビューについての記事はいかがでしたでしょうか?🤔
今回は富士山回特別編として東工大生なら一度は気になったことがあるだろう「あの場所」を取材させていただきました。
あの円形の場所はなんだ?
東工大の西8号館の一番上の丸い部分がどんな部屋なのか気になったことはありませんか?
天体観測ができるような場所ですよね。ここは、公開を目的とした部屋ではありませんが、今回は大岡山というまちがどのような地形の上に成りたっているかを俯瞰するために、全体を見渡すことが可能な場所として取材させていただきました。
西8号館最上室に入ると圧巻です。ぐるっと一面ガラス窓で大岡山が見渡せます!しかも西8号館は大岡山キャンパスのなかでも最も高い建物なので、遠くまで見ることができます。360度窓が設けられている西8号館最上室からの景色をご紹介します。
それでは早速どんな景色がみえるか方角順で見ていきましょう😋
西側に見えるもの
西側に見えるものは何といっても富士山です。西8号館最上室から見ると丹沢山地も端から端まで見えていますね。この部屋および西8Wの部屋からは富士山が良く見えるんです。こうした景色を見ると、普段意識することはありませんが、私たちは関東平野という日本で最も広い平野に住んでいること、そして丹沢山地がこれほどよく見える当地区は、武蔵野台地の南西端部という特別な場所に位置していることが、よくわかりますね。
前回の記事にも書きましたが、大岡山の地形的な特徴は武蔵野台地の南西端部にあることということがはっきりわかりました。
そのほかにも二子玉川の高層ビル🏙が目立っていました。
東側に見えるもの
東側には都心のビル群と共に東京タワー🗼とスカイツリーが同じ高さで見えます。スカイツリーのほうが本来は高い(東京タワー333m、スカイツリー634m)のですが、東京タワーのほうが大岡山に近いためです。
大岡山が東京の西側に立地していることを再認識する機会になりました。
北側に見えるもの
渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームがありますね。中央左にはプラネタリウムも!🌟
また少し遠くには新宿があります。新宿の東京都庁も見えるのわかりましたか?
このように高いところから眺めてみると新宿や渋谷といった東京の副都心と大岡山の位置関係がよくわかりました。
南側に見えるもの
近くに見えるのは大岡山の大切な場所である洗足池の緑です。桜山や松山の緑が青々しています。洗足池までは土地はなだらかに下がっていて、山の部分で高さが高くなっていますね。清水窪から水が流れて、洗足池になっているのがよくわかりました。
更にその奥には鹿島田駅周辺のタワーマンション群が見えます。さらにその先には横浜ベイブリッジまで!🌉大岡山が東京の西側で、横浜が近いからですね。
おわりに
取材した日は天気がとても良くて、東西南北どの方向も遠くまではっきり見えました。大学キャンパス内にこんな絶景スポットがあったなんて私もびっくりです😲
今回西8号館の上から大岡山を望むことで、大岡山のまちがどのような地形の上に成り立っているか、そしてビルと住宅で埋め尽くされるまちの中で洗足池の大きな緑がどれほど貴重かを、改めて認識できました。地上で普段生活しているのとは違い、高い場所から俯瞰することでより深くまちの構造と特徴を理解することができました。
次回は、大岡山に住む人なら日常的に使っているであろう大岡山駅🚉についてです。お楽しみに!
(おまけ:西8号館最上室から撮ったパノラマ写真です。ぜひ拡大してご覧ください。)
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