責任

給与をもらって仕事をしている以上、みんな何らかの「責任」を感じて仕事をしていると思います。

良く政治家などが問題を起こすと「責任」が追及され「責任を取って辞任」はあるあるですよね。

私たち保育の仕事ではどんな責任があるのかを考えてみました(完全な自己考察です)。

園長/施設長
保育園のトップである園長。やはり園で起こった問題の責任は園長にあります。例えそれが園長不在時に起こった問題でも、です。

副園長/主任
園長不在時のナンバー2です。やはり園で起こった問題の責任の一端を担う存在です。特に園長不在時に起こった問題の責任は大きく背負うことになるでしょう。

保育士
日常起こりうる小さな怪我や保護者対応により保護者を怒らせてしまったなど、責任を感じる場面は多いと思いますが、やはり命を預かる仕事という観点からすると責任を感じる場面は多いと思います。

しかしこの「責任」ですが「責任を取らされる」ということが仕事上であり得るのかを考えると「ない」と言ってしまった良いと思います。

そもそも責任を取るとはどういうことかが曖昧であり、政治家が責任を取って辞任するのは1つの手段のようにも見えますが、問題から逃げているようにも見えます。

もし保育園で園児が救急車で運ばれるような大けがを起こしてしまったら、その責任は誰が取るのか?その答えは「会社」であり園長や現場の職員ではありません。とはいえ、保育園で起こった問題の責任は園長にもあります。

んんん?と思ってしまいますが、何のことはありません。園長は責任を取るということではなく、責任を感じてもらいその問題に向き合い、再発防止に努めたり説明責任を果たす、ということで良いと思います。
もし金銭的な話になるようなトラブルの場合でも、やはり責任は感じてもらうが金銭的な負担は会社が負うもので園長が負う必要はないと考えます。

なので、当然現場で働く保育士であれば、さらに責任の度合いは低くなりますので、やはり責任を取らされること何てあり得ず、責任を感じて同じ過ちを繰り返さないようにする、ということで良いのだと思います。

良く「責任」という言葉を口にする管理者を見ます。法人の代表や役員、個人事業主でもない限り責任を負うことはないでしょう。だから責任取るという言葉は適切ではなく、責任を感じる、という表現が適切かなと思います(もちろん犯罪は別です。犯罪については責任をキッチリ取ってもらう必要があります)。

給与をもらっている以上、責任をもって仕事に臨むことは大切であり当然です。だからと言って「責任を取る」何てことは軽々しく言うべきはない、と思う今日この頃です。

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