空欄

きみのしずかな体

宇宙人とは友達になれない

宇宙人の話をしたときに まあ自分達だって 他の星から見れば宇宙人だからと すっとぼける そういうお愛想 いけ好かない けど 嫌いになれずに笑ってしまう これは何回目? …

下ネタとミニブタ

ミニブタを飼っている人に会うと、微妙な気分になる。実家に住んでいたころ、近所にミニブタを飼っている家があって、庭に柵をつくって放牧しているのを見たことがある。黒…

職場から脱走した話

その日がどんな天気で、空の色が何色だったのすら、もう思い出せない。最近の私の身体は泥水をかためたように重かった。 3ヶ月前に、都内の小さな会社に正社員の面接を受…

きみが僕を好きなのは、僕になにか期待しているからだろ

告白をはぐらかしてしまう。弁明すると、悪意からではない。ただ、人から性欲を向けられることに嫌悪感があり、そういったムードを忌避してしまう。友人だと思っていた人に…

友人

あなたが 「もう疲れたよ」と言うかわりに 一つきり 砂のような溜め息をついたので わたしは今夜 やむにやまれず 西と東の窓を開け 部屋が水色に変わるのを 見ているの…

ゆめのなかで逢ったひと

ゆめのなかで、たしかに   に逢ったことがある。けれど   の顔を忘れてしまった。ゆめのなかで、たしかに   に逢ったことがある。けれど   の声を忘れてしまっ…