見出し画像

みんな決定ではなくて、納得を求めているのかも。

月曜日は、定例mtgが多い日だ。午前に2つ、午後に3つ。どれも役員レイヤーが同席し”決める”ためのmtgなのだけど、今日から一応正式にマネージャーとして参加するので、どのトピックスに関しても「自分だったらどう判断するか?」を想像しながら耳を傾けていた。

うちの会社はある程度ボトムアップでスピーディーに決めていくスタイルが多いので、トップで”決める”必要がある段階まで来たものは、利害関係が複雑でトレードオフが発生しているトピックが多い。今日は3つくらいそのような重いトピックがあった。

👩‍⚖️「自分だったらどう判断するか?」→「どう納得するか?」

今日はとにかく、冒頭にあったように、自分の考えと実際の役員陣の発言を答え合わせのように聞いてみた。「自分だったらどう判断するか?」というスタンスで聞いていたんだけど、思ったのが、全体の方針やビジョンが決まっている場合は、発生するトレードオフのあるトピックにおいて判断が極端に難しいということはあまりない。もう答えはすでに出ていることが多い。迫られた2択において、ジャッジされた回答はほぼ自分の想定とあっていた。

これは別に私独自ではなく、他のどのマネージャーに聞いてもそうだと思う。「うん、そうだよね🤔」という回答結果が多い。

それでは、自分と何が違うかでいうと「どう納得させるか・するか」のアプローチである。トレードオフが発生している時点で、社内あるいは社外の誰かに【Pros/Cons】の【Cons】が存在する。みんな結果の決断すべき答えは分かっているのだけど、「ではどうそれを納得させるか・するか」というHOWの部分が欲しいのだ。そして往々にして、推進する決断がデキる人はその「納得」のHOWが上手い。

🤝納得のHOWが上手い人のアプローチ

今の直属の役員がここの場の納得感づくりが非常に上手く、参考になる。箇条書きだが、アプローチのヒントを3つ挙げておく。

✅リアルな数字について質問し、回答させる 
・客観的な数字は大事。それだけではなく、教えるのが上手い家庭教師がやりそうなアプローチだが、方程式を示唆して数字の解を出させることで、自力で納得できる回答まで導く。
・今日まさにあったのが「xx%の成長率に対してx%インセンティブ組めば事業は成長するんだろう」→「xx%と・・・あ、そか。今のロジックだと到底通らないですね」というやり取り。
とにかく最終ゴールを思い出させる
・これはBACKCASTINGという思考法(下記が分かりやすい)。今起点で解決策を発想している人に対して、未来の最終ゴールからの解決策を提示して「改めてだけど、我々の最終ゴールはこれだったよね」と本質を思い出させる。
・特に成長期の事業において、今起点の発想だと、チームのリソースが足りないことをできない理由(言い訳)にしがちなので要注意。そういうときに「リソースが足りているという前提で、本来のゴールを見据えたときに何をすべきか」という発想をまずしてみる。

✅「〜させる」が大事(自分ごと化)
・そして最後が一番ポイントかもしれないのだけど、上2つに通じるのが「させる」という動詞であること。命令ではなく、自分ごと化を促すアクションなのだ
・この役員の方は「”みんなは”どう思うの?」という”みんな”主語の言葉をよく使う。ここにも徹底して自分ごと化の促進が表れているのではないかしら。
※若輩者なので「”みんな”は〜」すぐには真似しづらいが。。「○○さんは〜」という相手主語をとにかく意識してみようと思う

以上。
いや〜、今日は濃い一日でした。今からネトフリで『The Good Fight』観ます🌃🍷

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?