【やってみた】オンライン自習室トライアルオープン
「オンライン自習室って需要あるかな?」という言葉から始まった企画。
今必要なのは、場
3月からの休校。
延長に延長を重ねて、いま、みなさん、どう過ごしていますか?
学校の役割ってなんだったっけ?
教育ってなんだったっけ?
むずかしいことは、よくわからないですね。
でも、学校に行けばおともだちがいて、先生がいて、それから給食や授業があったのではないでしょうか。
学校にいくこと、ではなく、だれかとのつながりを通して学ぶ場所だったのではないでしょうか?
だから、まずは、つながる場所を用意してみることにしました。
神奈川県、そして山口県をつないで、だれかのかおが見えるところで、自習してみませんか?
だいじょうぶ。
パソコンがなくても、スマホからでも。
学校でまた会える日まで、こういうつながり方もあるのではないでしょうか。
仕掛けたのはMachico。目の付け所がいいー。いいよーMachico。
こんな内容でした
■日時:5/1(金)13:00~15:00(※40分に1回の休憩時間を設けます)
■場所:あなたのお部屋から(※当日、イベントページにzoomのURLを記載します)
■参加費:無料
■備考:自習時間中はオールミュート設定なので、みんながすごしている様子は見えても、声はきこえません。
■スケジュール
13:00~ お部屋をあけるよ
13:10~14:00 オールミュートで自習時間
14:00~14:10 ミュート解除して休憩時間
14:10~14:50 オールミュートで自習時間
>>みんながすごしている様子は見えても、声はきこえません。
これがミソだと思う。
そして、自習≠勉強。
学校の課題をやってもいいし、そんなこととは全く関係なく何か自分に必要なことをできればいい。
これは子ども版もくもく会ではないか。と私は思いました。
(wikiだと超党派の議員連盟とかって書いてあるけど多分関係ないです。もともとはIT系のエンジニアさんの間で始まったものみたいです)
また、自己紹介&活動報告タイムは設けず、出入り自由。
通常のもくもく会よりさらにゆるい設定と思われます。
お部屋オープン~1コマ目
最初は5名+見守り3名(含ホスト)でスタート。
お家でお勉強する小学生のほか、放デイから参加のお子さんもいました。
13:10にミュートして自習開始ということを、改めてホストがアナウンス。
今思うと、授業前のほどよい「ざわざわ」のような空気感があったかも。
はじめましてなので静かめではあるけれども。
そして13:10、自習開始。
勉強する子、作業する子。
我が家は長男がダンスを始めたので、そのままダンス見守り。
同時に次男読み聞かせ。
するとひとしきり踊った長男が「ぼくもごほんよみたい」と。
弟の様子も気になったようだが、どうやらモニターの向こうの子たちの「もくもく」に気づいたよう。
そこでちょっと彼にはボリューム大きめの本を提案。
アニメと「グレーテルのかまど」の録画を見て気になっていた、これ。
以前すいすい読んでいた「おしりたんてい」よりもはるかに情報量が多いのだが、意外と読める。20分以上集中して聞いていた。
1コマ目終了
ミュートが解除されると長男がしゃべりまくり、やたらどアップになりたがる。昔ズームイン!朝の後ろの窓ガラスのところでピースしちゃってた学生を思わせるアクション。
ホストはこの間、参加者とおしゃべり。作業をしていた放デイから参加の子は、自分の描いた絵を見せてくれた。うちの長男は聞かれてもいないのにゾロリの説明をしていた。
多分参加者が慣れてくると、参加者同士で勝手にしゃべったりするんだろうと思う。このにぎわい方は、学校の休み時間っぽい。
そうこうしているとあっという間に休み時間終了。
「それじゃまたミュートしますよー」とホストが声をかける。
2コマ目開始
長男はこのシステムを理解したのか、
ミュートがかかると「じゃつづきよんでね」と言った。
具体的なお約束はあまり説明していなかったけど、今が「もくもくタイム」なのだということはすぐにわかったようだった。これは驚いた。
このあと15分くらい集中して読み、次男の眠ぐずり対応のため途中退室。
2コマ目終了時、どんなかんじだったんだろうー。
やってみて思ったこと
①時間のメリハリがつきやすい
一人で家庭学習、しかも今は一日中、毎日そんな態勢。まずできない子がほとんどではないだろうか。
そんな我が子の姿を見てやきもきする保護者。
子どもたちが悪いわけじゃないのだけど、ついそんな姿を毎日見ていると「ダラダラするんじゃない!」と言いたくなってしまうのではないか。
でも時間を区切るだけで、やる気が変化するのだ。不思議。
②未就学児の「もくもく」
小学生以上のお兄さんお姉さんの「もくもく」はかっこよく彼らの目に映っていて、その姿を見て彼らなりの「もくもく」を実践しているように見えた。そして、ある種の緊張と解放がプチ達成感の経験を彼らに与えていたように思う。あ、もちろん1コマを超えて没頭できるなら、それはそれでアリ。まだ時間を気にする必要はないんだから。
①のようなことはどちらかというと、保護者が(私も含め)気にしがちなんだろうな。
③休みという概念
上にも書いたように、この「もくもく」後の10分休みが、思っていた以上に豊かな時間になった。ほとんど何も仕掛けていない時間なのに。
誤解を恐れずに言うと、「もくもく」も「休み時間」も、とても尊い学びの時間なのだ。ただ学びの中身が違うだけ。オフラインよりも、そんなことが可視化されやすいように感じたけど、同業者が見たらどう感じるのだろう。気になる。
④最低限のルール表示
これは運営で出たこと。
もしこういうことを学校として自分のクラスでやるなら、ホストとして教員は自分がアクティブにやりとりするためのPCあるいはタブレットと、ルール等表示する基本画面固定のPCの2回線を用意したほうがよい。
1日40分×2コマの講義型授業は教員・子ども双方がけっこう疲れそうだけど、このタイプなら疲れ過ぎず、適度なゆるさで続けられる気がする。1日1コマでもいいかも。いかがでしょうかー?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?