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【sena】フードコート虫酸大会


フードコートにいます。senaです。


まわりはみんな家族連れ。2歳くらいの子供用イスに座った子供とご両親。仲良くランチをしています。もっとイスを中に入れてあげればこぼさずに済むのに、下にうどんを数本落としています。ベビーカーは子供の手の届くところにあり、引っ張って遊んで、スマホを見ているお父さんお母さんは倒してから気がついて、ベビーカーを起こします。子供の届かない側に置くことは難しいことなのでしょうか。


中学生くらいの子供とお父さんとお母さん。そこまでテーブル席が満席なわけでもないけれど、長いシートに丸テーブルが程よく置いてある、見るからに1〜2人がけの席に、わざわざテーブル席からイスを持ってきて、テーブルを囲むように座っています。通路であろうところをほとんど塞ぎ、通りにくそうに人が通ります。なぜそうしたのか全然わかりません。私に気づかないメリットがあるのかもしれません。去るときにはイスを片付けないお父さんとお母さん、子供もその人らから生まれてきたみたいなので、イスを戻そうとは思いもしません。

マックのポテトを食べる小さな子供とお母さん。子供はケチャップを上手につけながら食べています。そのうちにケチャップの容器を倒してしまい、服の袖についてしまいました。お母さんは怒って、子供は泣きます。そこまで怒るのも驚きですが、ケチャップを服につけさせないような配置にするとかどうにか考えることができるのでは?と思います。

電源席でスマホを充電しながら大騒ぎする若い男性たち。椅子の置かれた通りに座ればいいものを通路を塞ぎながら足を組んでいます。まわりの白い目にも気づかない程のお祭り騒ぎ。カウンター席でテーブルの足元に張られた板を貧乏ゆすりしながら蹴る音が気になります。振動も。

椅子の上に小さな子供を靴のまま乗せても平気な親にゾッとします。3歳くらいの男の子、ドクターマーチンかなんかの可愛い靴。汚れていなくてピカピカです。椅子に立って、興奮しています。バレンシアガのショルダーバッグに、綺麗なパンプスを履いたお母さん、面倒見のいい優しそうなお父さんもおしゃれで素敵です。子供は椅子の上で足踏みをして、踏み外して椅子から落ちます。コントのようです。愉快。


何かこぼしても拭かない人も。キチガイ赤ちゃんを平気で連れてくる親にも。もちろんフードコートなので誰でも集まります。文句があるなら個室へ行けと自分でも思います。でもこういうのに虫唾を走らせる自分の器の小ささに面白さを感じます。「てか暇〜爆笑」と同じことなんだと思います。

高校生の頃、よくフードコートで友達とおしゃべりしました。大騒ぎこそしないものの、複数で集まるので周りにも迷惑をかけたこともあるでしょう。迷惑かけないためにはどこに集まるべきなのか、そもそも集まらないべきなのか、毎度カラオケではバイト代が足りなくなるし、そこまで頻繁じゃないにしてもコストはかけたくない。ウィルコムとの2台持ちの世代なので、携帯代もよく払っていたと思います。その時から、民度についてよく考えます。品がある、育ちがよく見えるってどういう振る舞いなのか、本で読んだりもしました。簡単に身につくものでもありません。もし自分を客観視することができても、自分で思うほどお品よく佇んではいないのでしょう。

フードコートの雑踏感、誰も自分を見ていない感、みんな家族連れカップル友達連れの中の孤独感、いろんな食べ物の臭い、人が食べていると美味しくなさそうに見えるマジック、全部楽しんで利用させていただいています。

ひねくれすぎて生きづらく感じます。繊細で気を病みやすく、プライドが無駄に高くて、でも何も誇れるものはないし得意な分野があるわけでもなく、才能もありません。人を観察するのが大好きな根底には、他人の短所を見つけて自分を優位に立たせたいという無意識の現れなのでしょうか。いつも自分で自分がわかりません。そこまで複雑な人間でもないと思っていますが、無意識や潜在意識は計り知れないものなのでとても関心があります。

私いつも、ひねくれています。

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