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子どもたちに残すお金について

 次男が生後2ヶ月となり、笑顔を見せるようになりました。同時に奥さんも体調がだいぶ回復し、家庭生活も安定してきました。このように日常が落ち着いてきたので、子どもたちに将来残すお金について考えようと奥さんに提案しました。
「私は長期投資の経験がないから任せるよ」
 奥さんから返ってきたのはこの言葉だけでした。確かに奥さんは国内株式はやっていますが、資産形成のためではなく、株主優待のために最低限の株式を買う程度。一方私は6年前にNISA口座を開設し、パッシブ運用の投資信託で資産を2倍近く増やしています。
結婚当初に奥さんから「投資、やってみたら?」と言われ、言われるがまま本やら雑誌やらを20冊ぐらい読んでからはじめました。読書の結果、これが一番無難で損もしなさそうだなあと思った内容を模倣するだけの投資でしたが、はじめたタイミングがよかったので結果的に資産を増やすことができました。ちなみに取り入れた内容は、山崎 元さんと大橋弘祐さんの対話形式で書かれた『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)です。
 任せられても将来子どもたちに渡す重要なお金です。いつ渡すのか、原資はどこから出すのか、そのお金は運用するのか、それとも銀行口座に何も考えずにお金を入れるのか。決めなければならないことが多く、久々に投資の本を読みあさりながら考えました。あまりに迷いすぎて奥さんに相談を持ちかけましたが、「ぶれるとよくないから任せるよ」とあしらわれました。
 2週間程度時間をかけて出した結論は以下のようになりました。

【いつ渡すか】
 基本的には就職後。
在学中であっても大きなお金が夢の実現などに必要になった際には渡す。

【原資】
 児童手当のみ。お年玉は別管理。

【運用方法】
 奥さんにNISA口座を開設してもらい、そのNISA口座を利用。
投資信託(パッシブ運用) 全世界株式をベンチマークにしているファンドを選択。
 (いわゆる、「オルカン」)
 分配金は再投資
 年に2回、7月と2月に児童手当の額を確認して買い足していく。
 
【渡す額について】
 長男と次男で口座もファンドも分けていないため、評価額の半分を現金化して渡す。
 経済状況によっては多少の不平等感は出るだろうが、そこは許容してもらう。

【個人的なルール】
 おそらくあり得ないが元本割れした場合は、私のお小遣いから補填。

 これらを奥さんに伝えたところ、吟味など特にされずにGOサインが出ました。任せると言ったから口出ししないのか、口出しする点がないぐらい無難な運用だったのか、その点についてどう思っているかは不明ですが、奥さんにはNISA口座の申請をお願いしました。私は私で子どもたちのゆうちょ銀行の口座を開設することに。こちらにお年玉は貯金していきます。
 それぞれの手続きが終わり、これまで払われた児童手当の額を算出し、それを原資に決めていたファンドに投資して子どもに将来渡すお金の運用がはじまりました。一体どうなるかは正直わかりませんが、長期投資なので上下を意識せずに運用してきます。

 おまけとして、今回の運用を決めるにあたって迷った点と新たに私がはじめたことをまとめておきます。もしよかったら参考にしてください。もちろん、これらの内容をもとに投資した際、結果に責任は持てません。投資は自己責任でお願いします。

【運用方法のボツ案】

・個人向け国債を買う
元本割れしないと点は非常に魅力的。
しかし財務省のページをみて金利の低さに驚き、候補から消えました。元本割れしたら運用者である私が補填すると決めるきっかけにもなりました。

・銀行の定期預金
 そもそもメリット・デメリットを知らないので一応調べました。
 メリットは1000万まで元本割れしない(普通預金と合算)ことらしいのですが、こちらも金利が低すぎるため候補から外れました。

・投資信託 日本株式インデックスと海外株式インデックスを1:1で買う
 私が6年間やっていた運用。やっていたからこそ非常に無難だとわかっています。
 しかし、利益を出しているのはほぼ海外株式インデックスで、日本株式インデックスに入れたお金を海外株式インデックスに入れていればもっと増えていたのに、という後悔がありました。
 元本割れしたら、私が補填するので今までの私のようなリスク分散は必要ないのでは? と考え候補から外しました。

【新たにはじめたこと】

・SBI証券のポイントサービス
 今まで設定していなかったのが悔やまれるので書きます。SBI証券のサイトからPayPayやPontaなどと連動させると、投資信託の保有量に応じて毎月ポイントがもらえます。もちろん設定するデメリットはなく、私はこの設定をしていたら一年間で2000円ぐらいはもらえていたことがわかりました。

・日本株式インデックスからオルカンへ
 上にも書いていたように日本株式インデックスはあまり利益を出していませんでした。また、旧NISA口座にあることもあり、4年後までに売って買い直すのを忘れたら面倒だなあと思い、日本株式インデックスを全額売り、子どもたちの投資に使っているファンドにそのまま入れました。

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