電車やバスの乗る楽しさ

 大人からすれば億劫な移動の手段でしかありませんが、子どもからすれば楽しいひと時になるんですね。

1.家族でバスに乗る

 電車でのアクセスが悪いショッピングモールに行くために、家族全員でバスに乗りました。
 1年ぐらい前にも同じショッピングモールに行くためにそのバスに乗ったのですが、そのときは同じ目的地の人が多いからか激混み。乗車時間は20分もないのですが、かなりきつかったという記憶だけが残っています。

 その区間のバスはあまり本数が多くなく、利用者も多くて椅子がすべて埋まっていることが多いです。しかも目的地がショッピングモールだからか、子連れが多く、私たちと同じようにベビーカーを持ってバスに乗る人も多いです。そのため、ベビーカーを持って乗るにはスペース的に狭いことが多く、避けていました。

 今回のお出かけもそういった理由からもかなり億劫でした。しかも奥さんの体調が悪く、抱っこができないのでベビーカーを持っていくことになりました。

2.バスに乗ってテンションが上がるうちの子

 お出かけの日、バスは思ったよりも空いており、他のベビーカー持ちの家族はいませんでした。しかも、椅子も空いていたので別々にではありますが、家族全員椅子に座ることができました。

 バスが動き出すとうちの子は思ったとおりテンションが上がっていました。奥さんと横並びに座り、窓の外を流れていく景色を指差しては、声を出していました。
 奥さんはうちの子の声が大きいときは「小さい声でね」と注意しつつも一緒に景色を楽しんでいました。残念ながら私は1人席に座り、ベビーカーが通行の妨げにならないよう、ベビーカーを体に押さえつけるように座っていましたが。

 しかし、バスに乗る前の気持ちとは打って変わり、うちの子がこんなにも喜んでいるなら、もう少しバスに乗る機会を増やしてもいいかなと思っていました。
 ちなみに私はバス会社によって料金の払い方が違ったり、乗る場所が違ったりと電車と違い統一されていない感じが苦手です。また、私だけかもしれませんが、降車ボタンを押し忘れたら降りたいバス停で降りられないかもしれないという緊張感を覚えてしまいます。
 そんな苦手意識があるバスですが、うちの子の笑顔のためなら克服できる気がするのです。

3.子どもにとっては楽しいひととき

 バスや電車での移動は大人からすると億劫な時間、もしくはどうやった有効活用できるかと悩むスキマ時間ですが、子どもにとっては見たことのない風景や建築物が見える、新しい出会いの時間のようです。うちの子がバスや電車を降りてから、去って行くバスや電車にしっかり手を振って送り出している姿からも非日常なのだと感じます。

 2023年の夏、インフルエンザが季節外れで流行ったり、話題には上がらなくなったものの未だに感染者が多い新型コロナウイルスが猛威を振るっていたりするため、気をつけるべきことは多くあります。家族がひとりでも感染すれば、全員に移る可能性が非常に高いので、リスクも大きいです。しかし、だからといって病気をもらってしまう可能性に神経質になりすぎずに、小さい頃から様々なものを見せてあげたいと思っています。

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