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  • 会計・財務・ファイナンス 基礎知識

    会計関係の基礎知識を簡単にわかるやすくまとめていきます。

最近の記事

ビジネススキル「会議の進め方」

1.会議前の準備  (1)出発点と到達点を明確にする  ・出発点:参加者の状態を把握して決める  ・到達点の具体例   →例:売上が落ち込んでいる商品Xについて、具体的にどこが問題になっているのか、そしてその理由はなぜかということに関する情報を集め、現在の売上をV字回復させる対策の検討が必要なことを合意する  (2)参加者の状態を把握する  ①「認識レベル」何をどのぐらい知っているか  ②「意見・態度」なぜその意見・態度なのか  ③「参加者の特性と相互関係」議

    • ビジネスにおける分析方法(定量分析)

      分析をするにあたって大きな流れは下記の通り 1.目的を押さえる 2.目的に対する仮説を立てる 3.データを収集する 4.分析により、仮説を検証する  ・分析をするにあたって重要なのが、下記5つの視点   (1)インパクト:影響度の大きさは?   →全体としての影響度を確認する   (2)ギャップ:何がどのように違うのか   →全体と比較した際のギャップはどうか?    (例)A高校の成績と全国平均の成績のギャップはいくつか?   (3)トレンド:時間的な

      • クリティカル・シンキング2(問題解決)

        1.問題解決のステップ ステップ1:What 問題の明確化:問題は何か?どの程度問題か? ステップ2:Where 問題箇所の特定:どこが悪いのか? ステップ3:Why 原因の追求:なぜそうなっているのか?   ①考えられる要因を具体的に洗い出す   ②原因を更に問い続ける   ③因果の構造を捉える ステップ4:How 解決策の立案:どうすればいいのか  ①オプションを広げる  ②判断軸を決め選択する 2.問題特定時の注意点  (1)原因と結果を混

        • クリィティカル・シンキング(論理思考)

          クリティカル・シンキングに身につけることにより、他者との円滑なコミュニケーションや、人が見落としをしていた視点を見つけ、独創的なアイディアを生み出すことができる 1.クリティカル・シンキングの3つの姿勢  (1)目的は何かを常に意識する  (2)自他に思考の癖があることを前提に  (3)結論に達したと思っても、思考を止めずに、考え続ける 2.ピラミッドストラクチャーで物事を考える  (1)ピラミッドストラクチャーの構造   ステップ1:問題を特定する  →疑問

        ビジネススキル「会議の進め方」

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        • 会計・財務・ファイナンス 基礎知識
          2本

        記事

          論理思考 仕事の壁を乗り越える5つのポイント

          1.意見を明確にする  (1)Yes/Noを明確にする  →意見に曖昧な言葉を使わない  →意見に対して、根拠を明確にすることで説得力が増す  (2)「なぜなら」「だから」で話をする  →「私は~したいです。なぜなら~だからです」  →「私は~だと思います。なぜなら~だからです」  (3)日頃から物事を明確にする癖をつける  →質問として、ランチで何が食べたい?と聞かれたら「なんでも良い」と回答しない。例えば、和食が食べたいです。なぜなら、昨日食べすぎて胃がも

          論理思考 仕事の壁を乗り越える5つのポイント

          会計・財務編 「管理会計」

          1.財務会計と管理会計の違い (1)財務会計 →会社外部(株主・投資家等)に向けて、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)を用いて会社の状態を説明するもの (2)管理会計 →会社内部へKPI(重要業績指標)等を用いて問題発見や意思決定につなげていくもの 2.KPI(重要業績指標)とは →組織の目標達成度を評価するための主要な評価指標 (1)KPIの例 財務指標 ・総合力:ROA(総資産利益率)、ROE(自己資本比率) ・収益性:売上高、売上高総利益率、営業利

          会計・財務編 「管理会計」

          会計・財務編 「減価償却費」

          減価償却とは、固定資産の購入費用を使用可能期間に、分割して費用計上する会計処理。 対象となる資産としては、パソコンのほか、建物、車、機械、ソフトウェアなどがあります。 1.減価償却費の計算方法 (1)定額法:費用配分が常に一定 減価償却費 = 取得時の価格 × 償却率(1÷耐用年数) 例)1億円で取得した設備(耐用年数5年) 1年目 100,0× 0.2(1÷5年)=20,0 2年目 100,0× 0.2 = 20,0 ・ ・ 5年目 100,0× 0.2

          会計・財務編 「減価償却費」

          会計・財務編 「効率性分析」

          効率性分析とは、総資産がどれだけ効率的に売上高を生み出したかという資産運用効率を表す指標 効率性を分析するには、下記1~4の方法があり、下記1~3番は「回転率」は高ければ良く、「回転期間」は短ければ良いということになります。4番は「回転率」は低ければ良く、「回転期間」は長ければ良いということになります。 1.総資産回転率・回転期間 (1)回転率 = 売上高 / 総資産 ※総資産回転率の目安は「1.0」となり、総資産回転率は1.0より大きければ大きいほど望ましい ※総

          会計・財務編 「効率性分析」

          会計・財務編 「安全性分析」

          安全性分析とは、貸借対照表を用い、企業の支払い能力より、その企業の倒産リスクを把握するための分析 1.自己資本比率:総資産に占める「返済が不要な資金」の比率  自己資本比率 = 自己資本 / 総資本(=負債+純資産) × 100  自己資本比率が低い = 安全性が低い  自己資本比率が高い = 安全性が高い  ※業種によって異なるが、一般的に50%以上あればかなり良好な状態といえ、少なくとも30%程度は確保してあると良い   2.固定比率:固定資産に対する資金調

          会計・財務編 「安全性分析」

          会計・財務編 「財務3表」

          会計業務を行っていく上で非常に大切な財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の要点を簡単にまとめていきます。 1.貸借対照表(B/S) →どのようにお金を使ったのか、どのようにお金を集めたのかをまとめたもの (1)借方(左側):資産の増加及び費用の発生を計上するもの  ①資産は下記2つに分けられる   ・流動資産:1年以内に現金化する予定がある   →現預金、売掛金、棚卸資産等   ・固定資産:1年以内に現金化する予定のない   →建物、土地

          会計・財務編 「財務3表」