勾玉の行方
この前、10個の青い勾玉を購入した。
青い色の石を細かく粉砕したものを固めて作ったという勾玉である。
神気をため込む力があるという。
青は聖母マリアの色だし、私の運気アップの色だし、前回の販売の時には一時間で売り切れたという人気があるものらしいので、こうして案内の記事が目に前に現れてきたのも何かの縁。
買うことにしたのだ。
後払いだったので、商品が届いてから銀行振り込みをした。
販売している人は同じ市内に住んでいるので、取引銀行も同じだったから、なんと振込手数料が無料だった。
なんだか得した気持ちになれた。
手元に10個ある青い勾玉。
一個は皮ひもを通して、首に下げることにした。
一個は持ち歩いているお守り袋にいれた。
一個は机の上に置いた。
残りは七個である。
夫は関心を持たなかったので、あげなかった。
二人の息子たちに「欲しかったら24時間以内に返事をすること」とLINEした。
勾玉の説明を読んだ次男から「欲しい」と返信があり、しばらくして長男からも「欲しい」と返信が来た。
兄弟だから、一人が欲しいともう一人も真似をするようだ。
残りは五個である。
今回は青くて陰の作用が強そうだなあと思ったから、陽の人にあげようと決めた。
陽の人というのは、男性である。
世の中は陰と陽で出来ていて、男性は陽、女性は陰と決まっている。
FB友だちの男性に、勾玉の説明文と写真と製作者の案内を送った。
24時間以内に欲しければメッセージされたし、いらなければ無視して欲しいという内容である。
結果、勾玉を差し上げた人
・尊敬している社長
・占いの師匠
・地元老舗企業の社長
・個性心理學講師
・某法人会の会長
以上五人である。
いらないという人もいた。
どういう人がいらないと言ったのかというと、モノではなく情報が欲しい人、関心がない人という括りになるだろうか。
返信がなかったり、いらないというメッセージが届くと、次の友だちに連絡していたので、最後の一個は四人にいらないと言われたことになる。
しかも、二四時間経過して次の相手にメッセージしようかなと考えていた時に「欲しい」と連絡が入った。
忙しいとメッセージの返信も出来ないことがある。
今朝も返信してなくてごめんとメッセージが来ていたが、もう差し上げる勾玉はないので、そのまま放置してある。
勾玉と縁がなかったのである。
勾玉は私の手元に三個ある。
三は安定の数字だが、どうしても差し上げる必要がある人が現れれば手放すこともあるかもしれない。
モノには心があり、持ち主を選ぶことがある。
これは不思議だけれど、本当のことだ。
いくらずっと持っていたいと思っても、なぜか持っていられない場合も出てくるのだ。
今回は神気が溜まるという不思議な力があるという勾玉であるが、彼らが「どこかに行きたい」といえば、素直に旅立たせるつもりでいる。
理由は我が家にも、いただいた石や絵、貝殻があるからである。
これらのものたちも、縁があり我が家にやってきた開運グッズである。
私はときどきそういうモノたちと話をすることがある。
手にもって質問する。
「家にいてくれてありがとう。まだいてくれる?」
すると過去には「そろそろ旅立ちたい」と答えたモノもあり、その時は誰かにプレゼントしてきた。
誰に何をあげたのか、私はまったく覚えていない。
私から貰ったことも覚えていない人は多いと思う。
誰かに会えば、何かを用意してプレゼントするのが基本だからだ。
タイミングで用意できないこともあったけれどね。
あくまでも基本でそうならないこともある。
また面白いものが手に入ったら、誰かにプレゼントしよう。
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