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感動を作り出す

今日は、下の子(娘)の卒園式でした。
その中で、感動するシーンにたくさん遭遇し、私も、DATA Saberとしてこういう仕事ができる人になりたいなと思いました。

この感動の熱が冷めやらぬうちに、「感動を作り出す仕事」について、今日、私が感じたことを書きたいと思います。

■感動には二種類ある

感動には、大きく分けて、以下の二つがあります。

・時間をかけずに作り出される感動
・時間をかけて作り出される感動

今日は、その二つを存分に体験できた、笑顔と涙で胸いっぱいの一日でした。

■時間をかけずに作り出される感動

卒園式の前、娘のヘアセットと袴の着付けのため、美容院に行きました。
早朝でしたが、店内は卒業式と思われる学生で賑わっていました。

その空間では、美容師さんたちが、30分もかけずに、ヘアセットを仕上げ、お客様を笑顔にして送り出していきます。

髪型を決めてもらった女の子たちが、キラキラした笑顔で卒業式に向かう姿に、私もエネルギーをもらえました。

それと同時に、私もこんな風に、DATA Saberとして、データに溺れかけている人を、短時間で笑顔にできるスキルを身につけたいな、と心から思いました。

実際、見づらいエクセルデータをTableauに取り込み、パパッと分かりやすいビジュアルにしてみると、相手から、「tableauってスゴイね!」と感激されるシーンは、今までも何度かありました。

その中でも、一番感動してもらえたのは、社内のVizコンテストの決勝戦で、20分という制限時間の中で、1からVizを作り上げた時。

応援してくれた沢山の人から、「あんなに短時間で資料ができちゃうなんて、Tableauって凄いんだね!Tableauのこと全然知らなかったけど、業務でも使ってみたいな」という声をいただき、とても嬉しかったです。

おなかがペコペコの人や時間が無い人には、テキパキ素早くおいしい料理を作った方が喜ばれるように、「仕事でも、素早くアウトプットを出すことで、感動を生み出すことはできるんだ!」とその時、実感しました。

■時間をかけて作り出される感動

緊急事態宣言が継続されているコロナ禍ということもあり、卒園式がちゃんとできるのかどうか、直前まで不安がありました。

そんな中でも、保育園の先生方が、「どういう形であれば卒園式ができるのだろう?」と、子どもたちのために真剣に考えてくださり、在園児の参列は無し、時間を短縮して行うという形にすることで、卒園式の開催を取りつけてくださいました。

天気予報通り、当日はあいにくの大雨。
でも、卒園式の会場には、今日の卒園式に参列できなかった在園児全員の手形で作った『大きなレインボー』と、卒園児一人一人に向けて在園児が心を込めて考えてくれた『大きなメッセージカード』が貼り出されていました。

「どうやったらお世話になったお兄さん・お姉さんに感謝の気持ちを伝えられるのだろう?」と在園児さんたちが考えて、これら二つを作ってくれたと聞き、私はとても感動しました。

それと同時に、「当日の参列はできないけれど、どうやったら、在園児が一緒に卒園式に参加できている気持ちになれるのだろう?」と、保育園の先生たちが一生懸命考えてくれたのも分かり、とても嬉しかったです。

そして、実はこの裏には、当日の式に参列できない在園児に対する、保育園の先生方の優しい心遣いもありました。

たまたま、保育園のお迎えの時、卒園式のリハーサルを見る機会があったのですが、そこには、在園児全員も参加し、卒園児が歌っている様子を、キラキラとした目で在園児が見ている姿が見られました。リハーサルの場に在園児さんも参加してもらうことで、在園児にも、卒園式の代わりとなる場を用意してくださっていたのです。

また、卒園式のプログラムにおいても、入園してから現在までの卒園児全員の姿を見せるスライドを用意してくださるなど、先生方がいろんな工夫をしてくださり、涙涙のとても感動した式になりました。

本当に、心の成長を大切にしてくれる保育園で、乳幼児期という大切な時期に、子ども二人がこの保育園にお世話になれたことを、とても感謝しています。おかげで私も、親として成長することができました。

このように、時間をかけて相手と信頼関係を築き、何かしら障壁があったとしても、その制約の中でどうにかして相手に喜んでもらえることをしようとする心意気が感じられると、大きな感動につながります

若い頃、「面倒くさいことほど手間を惜しむな」と、先輩からよく注意されていましたが、今ならその意味がよくわかります。

やっぱり、手間暇がかかっているものは、一味違います

ちゃんと昆布と鰹節から取った出汁は、市販の出汁とは一味違うように、
仕事でも、手間暇かけたものなのか、雑に作ったものなのかは、一目見れば分かります。

うまくいくプロジェクトも、やっぱりいろんな議論を重ねながら、面倒くさがらずに、関係者の合意を取りつけたものが多い気がします。

面倒くさがり屋の私ではありますが、手間をかけるべきところにはしっかり手間をかけて、相手に感動してもらえる仕事ができるよう、DATA Saber見習いの今だからこそ、精進していきたいと切に思います。

■まとめ

目的や相手のニーズに合わせて、「手早く行う」「手間暇をかけて行う」を柔軟に使い分けることにより、仕事で感動を生み出すことはできます。

私自身も、DATA Saberとして、この二つを意識して仕事を行うことで、感動を生み出せる力を高めていきたいと思っています。