見出し画像

花の持つエネルギー 山で見つけた感動

山の急登をあえぎながら登る。
額には汗がしたたり、肩で大きく息を吸う。
「なんでこんな苦労をして山に登っているのだろうか? 仕事の方でこんなに頑張っていたら、もっと出世しただろうに・・・」
なんて自嘲気味にぼやきながら、重い足を踏み出すと、足元に高山植物の可憐な花!
思わず口元が緩み、疲れもすっかり忘れ、感動と喜びにあふれる。

花には秘められたエネルギーがあるに違いないと、真実思う。
花のエネルギーを水に転写して作られたフラワーエッセンスなるものが、癒しに使われていることを知ったのは、ごく最近、aiさんのnoteからだった。

苦境にあって力を与えてくれるのは、このような小さな感動からかもしれない。
気分が落ち込んでいる時には、日常のなにげないこと、小さなことで癒されるものである。


例えば小さな花を見てほほえむとか、夕陽の美しさに見とれるとか、なつかしい歌を思わず聞いたときとか、ふるさとのなまりに出会ったときとか・・
生きる力を与えてくれるのは、そんなに大きなものではなく、小さくて些細なものかもしれない。

                山の花たちの写真

鷲羽岳3

⇑ 北アルプス最深部にそびえる鷲羽岳とイワカガミ

コマクサ7-24

コマクサ3

⇑高山植物の女王・コマクサ。その群落に出会うと鳥肌が立つほど感動する。
(燕岳)

画像4

⇑青空に映えるハクサンイチゲ(室堂乗越)

ユウレイソウ

⇑ユウレイソウとも呼ばれるギンリョウソウ。
薄暗い森の中でひっそりと、まるで蝋細工のように立っている銀竜草(軽井沢)