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懲役に行くまで~2

前回は俺の生い立ちから、少し初めて
具体的にどんなことをしていたのか にも少し触れた。
今回はその続きと、私が実際にいつ、幾ら 盗んだのかを
起訴状等にある通りに挙げていく。
ぜひぜひ見てほしい。
被害総額約4500万円 内起訴分約3200万円である。

被害者宅で被害者からキャッシュカードを受け取った”受け子”
からキャッシュカードを渡された”出し子”の俺は
そのカードを持って被害者宅の最寄りのコンビニのATMで
出金する必要があった。
被害者が被害に気付き通報し、カードが使えなくなる恐れがあるから、一刻も早く出金するためだ。
出し方はこうだ、
ATMに行きカードを入れ、まず20万、次に20万、そして10万。
20、20、10、と繰り返して出していく。毎回発行される明細は大事に全部取っておく。
ATM操作中はグループの上の人と通話を繋げたままやらねばならなかった。
この”上の人”を俺らは”社長”と呼んでいた。
この人物が”反社”かどうかは読者の想像に任せる。個人的に俺はこの人が好きだった。
正しく言えば、あーゆ人、男がカッコよく見えて、憧れていた。
とまぁ、出し終えて、キャッシュカードの横に明細を並べて写真を撮り
使っていたアプリで社長に送信していた。
このカードから、何時何分にこの額を引き出しましたよ って意味で。
初めて出した日の事、今もハッキリと覚えている。
すごくドキドキした。本間にこのカードから金が引き出せるのか?
ここを離れた瞬間に警察に声かけられて捕まらないのか?
ATMで俺の後ろに並んでいる人たちは、携帯片手にATMを操作している俺を怪しいと思っていないか?とか、あれこれ考えた。

ここで、グループのお金の流れを少し書こう。
みんなの取り分は大体こうだ。

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