優れた能力を発揮し、パワフルになる方法

あごを出す


 疲れた時、「アゴを出す」という表現がありますね。あれは、全く力尽き果てたという姿です。そこから、まだ作業を続ける必要があったら、余力などなく、惰性で動いているだけです。
 「アゴを出す」と脛骨が前にゆるんで、頭への血行が阻害されてしまいます。つまり、身体は、脳の思考を止めることで、体力保存をはかろうとするのです。

脛骨が前に弛んだ状態


 それが恒常化すると、「あごを出す」までいかなくても、体力保存のために、脳への血流を押さえて、作業が出来るだけ長く続けられるように、身体は習慣づけられます。それが脛骨が前にゆるんだ状態です。
 同じ作業ばかりが続く日常では、あまり必要とされない前頭前野の思考にエネルギーが消耗されないようにしようとします。脳が消費するエネルギーは大きいからです。

前頭前野は、人の優れた能力を発揮する


 前頭前野は、考えたり、記憶したり、アイデアを出したり、判断したり、応用したりする働きがあります。人間の人間らしい優れた能力といえますが、同じ作業の繰り返しではあまり必要が無いので、エネルギー節約のために使われないことが恒常化されてしまいます。
 
 人として生きるなら、これを十分に活かして人生を充実させたいものです。『エネルギー体操』は、つねにこのエネルギーを充実させます。

弛んだ脛骨を後ろに引く

 前に弛んだ脛骨を後ろに引いてみて下さい。当然、アゴもしっかり後ろに引かれます。その時点で前頭前野への血行が増えます。眉間に意識が集中して眼力が強くなります。
 
 鼻の奥に気が通り、脳への酸素供給が活発になります。前頭前野が働きだします。
 眉間に様々な映像が映り、仕事の工夫、アイデア、企画等々沸き起こり、人間の人間らしい優れた能力を発揮します。

 鏡で自分の顔をみると、眼力が強くなっているのが感じられるでしょう。



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