『エネルギー体操』のエネルギー

腰から噴出するエネルギー

 前回は皮膚の未開拓の能力に触れましたが、今回は、新しい行法の紹介です。
 クンダリーニヨーガというのがありますが、丹田からエネルギーをチャクラを通って頭頂までエネルギーを上げることで、パワフルな体をつくる行法です。
 過去の行者たちは、この行法の習得に膨大な時間を費やしてきましたが、これを驚きの短時間で行う方法です。
 『エネルギー体操』のエネルギーは主に手から出る「気エネルギー」を利用します。この「気エネルギー」は、意識だけでも体に満たすことができます。このエネルギーを強めるのが、尾てい骨です。

フラダンス体操

まずフラダンスによく似た腰の体操をして、腰を柔軟にします。
今回はこの体操の説明は省略します。

尾てい骨体操


 「尾てい骨」というのは、背骨の一番下についている尻尾の痕跡です。サルにはいまでも尻尾がありますが、人間は進歩の過程で尻尾は無くなりました。
 現代の人類はこの「尾てい骨」を意識することはあまりありません。サルの様に尻尾を使って、木の枝から枝へと移動することはありませんし、人には言葉がありますから、犬の様に尻尾を横に大きく振って、愛嬌を示す必要もありません。
 しかし、この尻尾の痕跡、「尾てい骨」は、甚大なるエネルギーを作ってくれるのです。その方法がこれから紹介する「尾てい骨体操」です。

 尻の穴をキュッと締め、背筋を伸ばし、尾てい骨から頭頂への気の流れを本来の姿に戻すものですが、大多数の人が出来ていません。
 これが出来るようになると、歩行の姿が変わります。真っすぐに立った姿で、足先は進行方向に向き、頭の働きは良くなります。

 ストレスでずれた姿勢を簡単に元に戻す方法が、次の「尾てい骨体操」です。
 1)背筋を伸ばしてお尻の穴をキュッと締め、真っすぐに立ちます。
2)その時、ふつう足は少し外開き気味になっていると思います。それを平行(足の内側のライン)にします。内股気味になっている場合も平行にします。
3)次に、両膝を少し弛めて、左脚はそのまま動かさず、右膝を左膝に寄せるようにします。
4)反対側も同様にします。
これで、背中の方から頭の中央へ、体の前から、前頭葉へと、気が流れるのを確認します。




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