腰呼吸を確実に覚えよう(2)

分かりやすい腰呼吸の訓練法

初めての体験でなかなか理解していただくのが難しいと思いますので、分かりやすい腰呼吸の訓練法を考えました。

できるだけ余分な力が入らないように寝て行っていただきます。

一般に、呼吸は、吸うときに力が入り、吐く時に力がぬけます。腰呼吸は吸うときにも上体に力が入らない呼吸です。吐く時には他の呼吸法と同様、全身の力がぬけます。

訓練では、「吸う」が5カウント(5秒)なら、「吐く」は10~20カウントで行います。「吐く」は、「止める」のも含めます。ただし、止める意識をすると、力が入ってしまいますので、自然と止まっている(吐いているのか止まっているのかわからない)という状態をつくる練習をします。

それでは始めましょう。マットの上に、仰向けに寝ていただけますか。

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足は少し開いて、足先は少し外側に寝かして、腰を広げます。

1. 1回目は普通に吐いて、そこからさらに吐くのが腰呼吸の開始になります。

2. 吐き終わったら、「吸う」に移りますが、腰呼吸の「吸う」は、上体の方に向かうのではなく、下半身に向かいます。

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3. 分かり易くするため、膝を曲げ、脚を床から少し上げることで、誘導します。このときに両手は腰の外側に添えます。

4. 吸い終わったら、吐くに移るのですが、このときに注意が必要です。目いっぱい吸おうとすると、切替に力が入ってしまいます。八分目に止めて、止めてと言っても、止める意識を持つと、力が入りますので、自然に切り替えます。

この繰り返しを行います。

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