遺品が私に気合いを入れる存在に

母の遺品整理は私の部屋を変えることになりました。
 いまの時代の習慣とは違って、母の時代には紙の写真ですから、大量の写真が残されています。これに1日かける予定で妹と、整理を始めました。
 いちいち見ていては、終わらないというので捨てる事を前提に取り組みました。

書家増市東陽先生の写真


 「これ、増市先生の写真だけど。」
A4大の写真を妹が差出しました。
 「捨てて。」
でも、見てみると捨てられるものではありません。
 「あ、残して。考えてみる。」

棚型収納箱


また、棚や収納物が開いてくると、廃棄処分の所に移動させるのですが、
「この棚型収納箱は残して貴方の部屋の何処かに置いたら?」
妻が 捨てようとする私に言いました。
 もう、部屋はいっぱいで置くスペースなど無いよと言いたい私でしたが、取り敢えず持ち帰ることにしました。

部屋の入口で気合いが入る

持ち帰って、まず、増市先生の写真を置く場所を考えたのですが、先日紹介した「水六訓」の額の中に入れようかとしたのですが、うまくいかず、その隣に持ち帰った、棚型収納箱を置いて、飾ってみると、うーんと唸るほどピタッとくるのです。
 100均でA4パネルと台を買ってきて置きました。

この場所は私の部屋の入り口です。この前を通るたびに、増市先生から強い気力をもらって身体がシャンとします。

 暑さで、作業効率が下がって、どうしてこの夏を乗り切ろうかと悩んでいたのに最高のプレゼントです。
 『エネルギー体操』による深い世界からの突然の働きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?