高尾山での出会い

毘盧遮那仏の壁画がある展望台に登る予定でしたが、展望台の入り口で工事をしていたので、
「ああ、これは高尾山の方に変更しなさいということかな。」
と、感じて、高尾山の一番下のコースを登りました。上りの入り口付近で追い越した人が最初の休憩所で後ろに立って景色を味わっておられました。

山で癒される
 話をすると、電動自転車で1時間かけてこられていて、ここは度々こられて、この時間が大好きとのこと。山の優しい空気で癒されるそうです。パートの休みの日はここへ来て、家では本を読むのが楽しみ。私の生活によく似ています。
 この方は、夫婦ともにスマホを持たない生活です。それは自分の時間がじゃまされたくないからという。
 私もFacebookというのをやっていたが、友達が300人を超えて、読むのに振り回されて自分の時間が無くなってしまいました。それが嫌になってFacebookは、もう何十年も止めていると話しました。

充実した毎日
 新しい時代の進歩に振り回されるより、少し前の時代の、気に入った趣味をゆっくり味わって、楽しい毎日を過ごす。
 進歩する時代に必死になってついて行こうとするより、それをあきらめて毎日を自分の趣味(読書や山歩き)を充実させて楽しむ。
 72歳の高齢の方ですが、見るからに元気そのもの。豊かな時間を味わう充実した毎日。「寿命で死ぬ時まで毎日を元気で充実して過ごしたい」が共通の考えでした。

 この方は、水仙郷を見に行かれましたが、私は時間が無いので、帰り道を選びました。

鮮やか、鮮明な景色
 
竹藪を通過して、出口から出ると、いきなり、見たことのない鮮やか、鮮明な景色が見えました。大阪の街がいつもより、細かいところまでハッキリと見えたのです。
 『エネルギー体操』で目はかなり良くなったのですが、コンピューターをやっていると疲れやすいのは、変わりません。目の栄養不足かなとブルーベリーを半年ほど続けましたが、変わりません。
 それを知り合いに話したら、トレーニング眼鏡を紹介してくれました。かけてみて、くっきりと見えたので、ネットで購入していただくことになりました。
 トレーニング眼鏡はまだ手に入っていませんが、目の筋肉を意識してみるようにすると、いまでも、より、はっきり見えます。
 森から出たところで、一瞬、クッキリ、ハッキリ見えたのは、暗いところから明るいところに出たからでしょう。これはいつもの出来事。最後は暗い森から明るい住宅地に出ます。しかし、この見え方がいつもより鮮明だったのです。

目だけでなく、体全体で見る。これが目をずいぶん良くしました。さらにいま、新たな方法で、目を良くしようとしています。

養老孟司の本と『エネルギー体操』
 話題の中で教えていただいた養老孟司さんの本、近所(歩いて5分)の柏原市立図書館で借りてきました。この本なら1時間で1冊読めそうなので6冊借りて、目を通しました。
 養老さんの言いたいところ(これからの日本人に変化してほしいところ)は、『エネルギー体操』で簡単に実現できるなと思いました。この『エネルギー体操』は、本質に近いものを見ている人たちに望まれて、今ここにデビューしようとしていると感じました。
 養老さんは
 「いまの時代の人は、自分はいつも同じ自分だと思っている。」(身体を忘れた日本人」(養老孟司×C・Wニコル 聞き手:青山聖子)

と指摘しています。確かにそうですが、『エネルギー体操』をすると、毎日毎日、自分の体や心、周囲との関係が変わっていくことを感じることができます。

別の本では、写真家・橋口譲二さんとの対談で、次の様に言っています。
「私というのは実物ですから千変万化する。”一期一会”であり、その時のその人はその状態でしかあり得ない。」
 意識の世界で自分を捉えてしまうと、いつまでも変わらない存在と思ってしまいますが、自分は、毎日、毎瞬、変化しているものです。
 変化が元の姿から離れていくと、元気を失って行くことにもなります。
『エネルギー体操』で元に戻していくと豊かな自分に戻ることができます。


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