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私がシクロクロスをすすめる理由

大賀です。
 さて、今回は最近私が練習仲間にすすめているシクロクロスについて書いていきます。目次に入れ忘れてたけど、まずケガしにくい。これ大事。コケてもすぐ立ち上がって走り出す。そんなんですわ。では参りましょう。

1.なぜこの時期なのか

 もうすぐ7月ですね。シクロクロスは私が参戦(そう呼ばれている)している関西シクロクロス(以下関クロ)では、10月から2月にかけて約10戦で争われます。
 各メーカーが車体を発表するのはだいたい夏の間で、そこになってから「シクロクロスはじめようかな?」なんて思っても間に合いません。

 どうか夏が来る前、今すぐにでも「よし!2023-2024シーズンからシクロクロスに参戦するぜ!」って決めちゃってください。

 私は2022-2023シーズンの参戦を決めたのは、2021年の秋でした。まぁ、MTBでシクロクロスのM2というカテゴリーで勝てたので、そのままシクロ車組んで参戦してみるか!って感じです。

 とにかくシーズン始まってから、みんなが盛り上がってるのを見て羨ましくなってからでは遅いです。今から自転車をどう確保するかを考えてください。自転車さえ手に入ればあとはなんとかなります。
 あっ、車と自転車の置き場所は必要ですけどね。それはロードでも同じかと思いますよ。

 やる!と決めたらネット探索の日々が始まります。フレーム、コンポ、ホイール、タイヤ、、、ああ楽しいですね(・∀・)

 参考までに、私のシクロ車はバラ完でトータル35万円です。カーボンホイール、パワーメーターも込みです。兵庫県宝塚市にある輪心さんで組んでもらいました。また機会があればお店や車体の紹介しますので、リクエストあればTwitterにでも。

信太山ではどろんこになりました


2.冬の間のトレーニングとして

 冬はロードで山に行くのが少しつらいです。登りはいいんですけど、下りは汗冷えがひどい。そして結局ローラー、zwiftになったり、山に行っても春夏秋よりはボリュームが減ったり。

 ところがシクロは、冬がメインなんです。寒い朝の日、下手すりゃ0度でアップはじめてレースとか、雨でも雪でもレースとか。ほんまアホですよ。いい意味で。
 でも安心してください。そんなアホが同時に60人とか70人とか一緒にハァハァしてくれて、たった30分40分でめちゃくちゃ追い込めますよ。何も恐れることはないです。

 それでレースシーズン終えたら、オフ明けの人たちと大きな差がつきます。トレーニング量が減ってもこっちはレースシーズン明け、オフ明けの人たちに負けるわけないですよ。春先から夏のレースに向かって乗り込めますね!

上下の動きがかなりあります


3.ヒルクライムとの相互作用

 私はヒルクライマーではない(少なくとも私が考える)ですが、ヒルクライムは好きですし、トレーニングは山に行って行います。普段一緒に練習している615六甲朝練の仲間もレースはヒルクライムしか出ない、という方が大半です。
 ただヒルクライムでは見えてこないこともあると思うんです。体重移動やバイクコントロール、トラクションコントロール、高強度、、、。

 ヒルクライムレースとシクロレースどちらがすばらしいとかいう話ではありません。競技特性がやや異なるということなんです。
 つまり両方やると、それぞれを意識したトレーニングが可能になるということなんです。

 ヒルクライムで鍛えた登坂力はシクロレースでも使えるし、ヒルクライムをするときにも通るラインを読んだり、高強度に入れるのに抵抗がなくなったりします。

 結論:どっちもやればいい


堺浜は登りのたびにインターバル練でした きつくて最高


4.いつのまにかシクロが目標に

 最初は、まあM1のレベルがどんなもんか見てみるか、ぐらいのもんでした。それがね、シーズン始まるとガチでやり出しました。
 
 思ったより悪い順位だと帰りの車でハンドルぺちぺち叩くくらいに悔しいです。反対にはじめてM1で表彰台に上がった希望が丘なんて嬉しすぎて、帰りの車の中でレースを思い出してひとりでニヤニヤしてました。M3→M2に昇格を決めた村上さん(現在はM1)とお互いを称え合い、喜びを分かち合いました。
 ムラカミさんなんてテンション上がってそのままレース会場で、中古のシクロ車購入しちゃいました(´∀`=)

 はじめはなんとなく始めても、今はレースの目標の中心にあります。具体的な目標は伏せますけど。


年間表彰受けるとお金までもらえちゃう



5.すばらしき1日

 レース日の簡単な流れです。
・会場到着
・機材おろし
・ローラーでアップ
・朝試走
・受付
・整列
・レースM1
・知り合い、仲間の応援M3
・応援M2
・お土産買う
→ここまでやってまだ11時
(時間があれば)
・昼食
・C1観戦など

応援や観戦は立っていてもいいんですが、おすすめは持ち込んだチェアーにコーヒー置いて仲間が来たときだけヤジるやつです。さらにおすすめなのは、ローラー回しながらの観戦。ダウンやトレーニングも兼ねて、観戦もできますよ。


レースの後はローラーしながら観戦



6.どんどん増える仲間?ライバル?

 シクロレースに出始めると、どんどん知り合いが増えていきます。まず同じカテゴリーの方たち。ポイントランキング順にスタートゲートに並ぶので、顔と自転車とあと名前も一致してきます。

 私もM1初戦の日高川で9位になり、2戦目の富田林ではたくさんの先輩方に声をかけていただきました。
「あれ?昨シーズン走ってた?」
「いきなりなんでこんなに前にこれてるの?」
「お名前は?」

 さすがは、関西のおっさんたちです。コミュニケーションの取り方をわかってらっしゃる。スタート30秒前まではM1前列はおしゃべりタイムですよ。

 そしてレースのたびに、あの人に勝ちたいという人が出てきます。たぶん自分も周りからそう思われていると思います。

 あと知らない人からもいっぱい声かけてもらえます。がんばれー!とか、いけるよー!とか。レースが終わってからも、目をキラキラさせたおっさんに「よろしく!」的なごあいさつされたり、「今度は負けへんからな!( ;´Д`)」的な宣戦布告されたり。

 あと最終2戦、堺浜と桂川では某ゴリラになりたい園の方々からコーラの差し入れをいただきました。今後も園長に先着した際にはいただけるのかな〜と期待しております♪
 

この日のコーラの美味さは過去最高でした



7.安いエントリーフィー

 ヒルクライムレース、例えば富士ヒルが12000円ですね。シクロクロスは昨シーズンの10戦で25000円です。1戦あたり2500円ですね。


8.豪華な副賞

 関西シクロでは3着以内、つまり表彰台に乗れば豪華賞品がもらえます。

 例を挙げると、最終戦の桂川のM1優勝賞品は田中養蜂場の瓶入り高級はちみつ1.2キロを2つ。これは練習仲間の大野さんの見積もりによると10000円以上とか。とても美味しくいただきました。

 まじで賞品楽しみです。来シーズンも、はちみつがかかったレースは特にがんばります!


全力ではちみつとりにいきます



9.美味しいご飯

 関西シクロでは出店があります。ご飯の出店、例えばタベルナ・エスキーナのバターチキンカレー。完全に美味しいカフェ飯です。しかも大盛り、卵ありなしの指定までできる!レース後にカフェ飯食べながら観戦とか、まじシクロ最高です。おやつも売ってるしね!


レースでこんなに美味しいご飯が食べられるなんてね!


10.さいごに 自転車を楽しむということ

 おそらくここまで読まれている方は、自転車を好きな方なのでしょう。もしオフロードをレースで走られていない方は、ぜひ出られることをおすすめします。MTBレースやBMXレース(私は未経験です)でもいいのですが、私はシクロクロスをおすすめします。

 シクロレースがイベントとして最高です。中でも関西シクロは運営のよさが評判らしいです。これだけで関西に住んでてよかったなぁと最近思います。お住まいが関東なのに全戦参戦(しかも前日試走まで!)されているヘンタイさんがM1におられたことには驚きました。それほど関西シクロに魅力があるのだと思います。

 もし事情で自転車を一台しか手元に残せないとしたら、シクロ車にします。シクロレースに出られるし、タイヤを替えたらオンロードもかなり走れます。試しに東六甲を仲間と全力で登ったら、40分切れちゃいました。しかもシクロタイヤで!

 ヒルクライムやロードレースもいいのですが、舗装路は自転車の楽しみの半分でしかないと思っています。もう半分の楽しみはオフロードにあります。舗装路しか走らずに人生を終えるなんてもったいないです。人生の損失です。

 さあ、今すぐに決断しましょう。来シーズンのシクロ参戦を。そしてどのシクロ車を買うか検討しましょう。下位カテゴリーはMTBでも参戦できますが、結局欲しくなります。練習仲間のムラカミさんと大野さんがいい例です。

 さあみなさん。レース会場でお会いしましょう。声援、ライバル視、コーラの差し入れなど様々な関わりをお待ちしています(´∀`=)


ムラカミさんの人生初表彰台(このときはM3 3位)
このあとまさかシクロ車を会場で購入するとは(^ω^)


レースに負けたくやしさでシクロ車を購入した大野さん
現在M2だがおそらくすぐM1に来られることでしょう


みんなスタートからめっさ踏みます


レース会場でお待ちしています
左から 大賀M1 ムラカミさんM1 レオくんC3
仲間とのシクロは最高です



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