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メッセージボトル-0809:あなたを忘れられないだけで


特典会に行ったことがない。
生まれてこの方、一度たりとも。


そういう書き出しのnoteが本当は、ありました。
2月くらいから(はっっっや)少しずつ書き溜めていたのだけど、6月の山形でうっかり推しチェキを引いたがために全てが狂っちゃった。正確には特典会ではないのだけど、まぁ似たようなものなので。5000字とちょっと、全部書き直しかぁ……もう思いついたことをつらつら書いていくしかないな。
今、GAISENツアーがファイナルまで終わったタイミングでこれを書き始めています。ツアー完走おめでとう。正直定期公演がなくなるのが予想より早かったな、と思ったのだけど定期やってた頃よりも格段にみんなが成長していて、うーん、ツアーってすごい。東京公演、楽しかったです。余韻がすごすぎて週明けの仕事が不安でしかない。POWER LIVEの後を少し思い出します。あの時は酷かった、多分2週間くらい引きずってたと思う。

すごくすごく幸運なことにツアーオーラス、整理番号1番で入りました。多分もう二度とないから書いとこうっと。前で見たい欲は正直あんまりなくて、どっちかっていうと真ん中で見たい、ステージ全体が1番良く見える場所がいい、という感じなのだけど、最前は最前でめちゃくちゃ楽しかったです。あの、なんていうか、すごくよくみえた。いや当たり前だけど。推しカメラしようって思ってたのに結構センターで視線定点しちゃったり、演出に至ってはほぼ覚えてないものの、ステージ全体を俯瞰するのとはまた違っていろんなものがみえた気がします。


新曲についてはまた別の機会に考えるとして。
思い返すと総じて、楽しかったな、と思うのです。


こうやって新しい「楽しい」を知れること、青野さんに出会わなければなかったんだろうなと思います。私はReLITのみんなが好きだし、ライブ中ふらふらいろんなメンバーに目移りしちゃうけど。
私のいちばんは青野さんです。
出会ってからこれまでずっと、
そしてこれから先も必ず。







お誕生日に宛てて短歌を詠む時、まず最初にその人のことを考えながら思いつく単語や言葉を全部書き出す、ということをします。並んだ言葉たちをみて、ああ私はこの時の彼が好きなのだ、とか、無意識にこういう風に捉えてるのかな、って落とし込んでいく。この時間がとても好き。


私が青野さんのことを考えながら書き出した言葉には、天体に関するものが多かった。自分でも不思議だなと思って、それから、私が特典会に行かない理由って多分これかも知れない、とふと気づきました。私は観測者でいたいのだと思います。
……………何言ってんねんこいつって思ったよね、いやほんまそれな。正直自分でもまだあんまり咀嚼できてないです。ポエマーオタクの名が廃る。

なんとなくのイメージとして、星とか惑星とかの個じゃなくて、天体だなって思う。スケールの広さというか、底知れなさというか、多分そういうの。地上から天体観測してるみたいな気持ちで、私は青野さんのことを見つめている、のだと思う。
つまり、私の持つこの感情は何億光年も遠く遠く離れている対象物への一方的な矢印だと思っている節がある、ということで。だからなのかな、青野さんのことを好きな人がたくさんいて、その人たちのことを信じてほしいと思う一方で、私の言葉は別に届かなくてもいい、と思っている。諦めとかではなく、ただシンプルに、そう。今まで推しに個人を認知される世界線にいたことがない(なにせ次元がちがう)のも多分あるかな。青野さんのみる綺麗な景色の一部になれてたらそれだけで十分、嬉しいなって思う。

勿論、私が見たことや感じたことはたくさんあって、忘れたくなくて、できれば届いてほしくてこうして文字にするのだけれど。私がそれを伝えたい相手は青野さんじゃないんですよ。
ReLITのことを、青野精一郎のことを知らない世界中の人たちに伝わったらいいなって、思ってる。今もそう。実はね。
私の推し、こんなかっこいいんです、こんな素敵なアイドルなんですって。声を大にして世界中に言いふらしたいこの気持ち、ファンが言葉にしなくて誰が言うんだ。そんな感じです。言うてぼっちオタクなんで、誰かのパブサに引っかかってくれたらな、くらいの規模感ですけど。なんなら解像度ガバガバのときあるけど。

まぁこれが特典会行かなくていい理由になってるかというと、うーん、結局私がよわよわのオタクであることに間違いはないんだよなぁ。わかってはいるんだけど。
言い訳と綺麗事は紙一重だって、その通りだね。




正直に言うと、伝えたいことがね、全くないわけじゃないんです。その証拠に、あなたを応援してるのだ、と伝えたくてたまらなくなる時が稀にある。
ただやっぱり、ついこないだまで青野さんは私の顔も声も知らなかったし、数分会ったところで覚えてもないだろうし、無論覚えてもらわなくて一向に構わないんだけど、なんだろう、「他の人と違う」ことが画面越しですら何かを直接伝えることに、きっと迷いを生んでしまっていて。送ろうと打った文字を全部消して画面を閉じたことの方が、送った回数よりずっと多い。結局たくさんのリプライに紛れるみたいに、おはよう、おやすみ、末尾に付ける絵文字と、たまに添える一言。それが私の精一杯。
……なんか逆におかしくないか??匿名なんだし返事も返ってこないのだから、ライブの感想くらい言えばいいのにね。なんでできないんだろうなぁ。

そういえばこないだのツアーでHELLOをききながら、うわ〜私めちゃくちゃこれ体現しちゃってるわやっば、と1人で笑っちゃいそうになりました。
Hello、君に伝えよう内緒のアイラブユー。
歌詞の気持ちがこんなにわかってしょうがなくって、しかも推しグループの楽曲だなんて、ちょっと出来すぎじゃない?神様もびっくりだよ。





伝えるとか伝えないとかそういう話をしたところで、noteにかいているものは基本的に本人に届ける気が本当にあんまりない、ので。
インターネットという広大な海にメッセージボトルを投げ込むような気持ちでいつも書いています。

あなたに届かなくていい。

そう思いながら綴る言葉の、なんて無責任で自分勝手。臆病でごめんね。





それでも私はあなたの、

低い温度で伏せられる目
不意に緩やかに弧を描く唇
時に柔らかく時に心臓を抉るような歌声
口元に触れる長く骨ばった指
ステップを踏みながらポケットに突っ込まれた手
しゃがんだ時の大きく開いた脚
ライトに照らされた横顔に落ちる影

あなたを構成するものひとつひとつが、

仲間を見つめる眼差しの優しさ
手探りでも進もうとするのを止めない懸命さ
ゆっくりと溢れてくるやわらかな言葉たち
魂を削って紡がれた歌詞
おやすみなさいという木曜日の夜

あなたと出会って知ったものひとつひとつが、

あなたがリーダーのReLITというグループが、

あなたが立つステージが、




好きだ、と書かずにいられない。






届けるつもりのないラブレターってなんて呼べばいいんだろうね。
まぁなんでもいっか。













p.s.  Hello, and happy birthday to you!

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