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ウォーム系モニター Sound Worrior SW-HP10s ヘッドホンレビュー

こんにちは。ONZOスタッフの大橋です。
今回は、城下工業のオーディオブランド、Sound Worriorのヘッドホン、「SW-HP10s」をレビューしていきたいと思います。
城下工業は、大正12年に製糸製造所として創業して以来、様々な事業を経て、現在音響機器を製造している老舗の会社です。Sound Worriorとは、その城下工業のオリジナルブランドです。かつては業務用に製造していたのですが、一般オーディオ市場に向けて、入門機器的位置づけをコンセプトに作られました。プロの現場で培ったノウハウを生かした、安価でありながら高音質・高品質なオーディオ商品を製造しています。

基本情報

「SW-HP10s」は、かつて販売されていた「SW-HP10」がアップデートされて復刻されたもので、現在ラインナップしている5種のヘッドホンで最も安価でベーシックな機種になります。
仕様は以下の通りになっています。
価格:¥15,180
形式:密閉型
インピーダンス:40Ω
周波数特性:20Hz~20kHz
付属品:6.3mm標準ジャック用変換アダプター、2m延長ケーブル

聴いてみた

モニターヘッドホンと呼ぶにふさわしく、破綻なく、バランスが良いです。
この価格では考えられない満足感があります。
モニターにとどまらず、リスニング用ととしても十分に楽しむことができます。サウンドの特長としては、ややウォーム傾向にあり、中低域~低域辺りが充実しています。それにより、密度の高い、迫力のある音になっています。
恐らく意図して、聴き疲れしないよう高音域を少し抑えており、スッキリしたソリッドな音とは離れているといって良いでしょう。
高音が落ち着くので、トレードオフで、若干ではありますが、女性ボーカルが暗くなったり、空間表現が落ちるということがあります。低域が充実していると言いましたが、それは100Hz辺りで、沈み込むような重低音はあまり聴こえません(値段を考えると普通ですが)。反応は良く、バスドラムが遅れて聴こえるようなことはありません。装着感は非常に良いです。モニターヘッドホンは、イヤーパッドを耳の上に乗せるタイプが多いかと思うのですが、このヘッドホンはその耳に乗せるパッドの面が広く、耳を包み込むように装着できます。パッドと耳の間に隙間ができるということはありません。包装や付属品は、モニターヘッドホンによくある最低限といった感じで、限界までコストを削っているのが伝わってかえって好印象です。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございました!
このレビューを読んで少しでも気になった方は、ぜひ一度ONZOでレンタルをして試聴してみてください!
詳しくは以下のリンクから👇

次は、他のSound Worrior製品とも比較したレビューを書きたいと思っています。お楽しみに!