見出し画像

1分でわかる「インド哲学」とは!【RE-CEREBRO】1分で脳を再構成する-EP020

インド哲学は、宇宙の本質、自己の存在、そして解脱(苦しみからの解放)といったテーマを中心に、何千年も前から探求されてきた。
ここでポイントは、「梵我一如」だね。
つまり、個々の魂(アートマン)が宇宙の究極の現実(ブラフマン)と一体であるという考え。
これは、個々の人間が宇宙全体の一部であり、究極的にはその一体性に戻るべきだという思想だ。

インド哲学は、六派哲学(サーンキヤ、ヨーガ、ニヤーヤ、バイシェーシカ、ミーマーンサー、ヴェーダーンタ)や仏教、ジャイナ教など、多様な体系を持っている。
例えば、サーンキヤは二元論で物質と精神を分け、ヨーガはその統合を目指す。仏教は苦しみからの解脱を説き、四苦八苦から涅槃への道を示す。

これらの哲学は、現実世界を苦と見なし、その自覚から始まり、哲学的思索と宗教的実践を通じて、輪廻からの脱出を目指す。
インド哲学は、論理的で頭の良さが求められるが、結局のところ、「自分が宇宙の一部である」というシンプルな(そして深遠な)メッセージを伝えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?