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大田区 改正湯

2021.7.10.

今日の二軒目に行く前に、大田区に来たからには外せないお店たちに。
一軒目の「竹の湯」最寄りの「大鳥居」駅から電車で「雑色」駅に。

先ずは「デリカキング」で盛り合わせを買って・・と思いきや、臨時休業、がーん。

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それならば、と商店街を北に向かってずんずん行き、閉店間際の「肉のいのせ」でとんかつを二枚。家人が喜びそうな代物なのであります。

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さらに、北に向かい、ランニングで気になっていた「目黒商店」に。
こんにゃく、こんぶ、すじ、たまご2、フランク2、しらたきを。人気の種はほぼ売り切れで、食べてみたかっただいこん、うずらたまご、トウモロコシなどは次回の宿題に。

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そしていつもの「竹沢商店」にも。
今日は豚バラ、とりねぎ、トントロを二本ずつ。いつもここで大人買いしてしまうので、控えめの算段が我が家のエンゲル係数をうまいこと丸めてくれるということが判明。

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もう少し運動を・・ということで、「蒲田」駅までてくてく歩く。
日が落ちると、風も吹いてきて心地よくなるんだよなあ。
この看板、高校時代の卒業アルバムで見たようなコピーだな・・。

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2kmあるいて、改めて汗だくになり、お邪魔しまーす。
この辺り、黒湯野温泉が充実しているのだけれど、こちらはエリア内でトップの濃さを誇るのだとか。

参考までに、WEB1010の紹介記事紹介記事(マンガ)もどうぞ。

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例によってフロントの若いお兄さん(記事を参照すると、おそらく毎川さんという番頭さん)に回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取を。ちなみに毎川さんは、「風呂デューサー」として「都市湯治」「風呂上りの一杯を極める会」などのイベントも主催しているのだそうだ。この状況が一段落したら、イベントの再開も楽しみだね。また走ってきて参加したいな。

さて、現在は四代目で、初代は新潟県のご出身ではなかろうか、とのこと。区内には「タツミ湯」(屋号の漢字は不明)をご兄弟が経営していたそうなのだが、そちらは既に廃業。その他、品川区「天神湯」、中央区「湊湯」はご親族の経営なのだそうで、パンフレットも置かれていた。

記事によると、創業は昭和4年。昭和46年に現在の立派なビル型銭湯となったそうで、平成23年に四代目が大きな改装を行い、現在の外観内観になったのだそう。改装に当たっては「オリジナルなことを」という店主の熱い想いから、「黒湯炭酸泉」を考案したのだそう。
天然黒湯温泉+炭酸泉、どんな見た目と入り心地なのか、入ってみないとわからないのだけれど、これがあるということで私も「雑色」駅からてくてく来たので、それなりに相当集客力もあるのではないか。
これまでの銭湯を思い返しても、黒湯温泉および炭酸泉の絶対数も決して多くは無く、両方を味わえる銭湯もおそらく未踏だ。さらに、その二つをミックスしてしまうとは!都内唯一なのだと思う。黒湯には、美肌効果と保温性があり、炭酸泉の血流促進効果が加わり、さらに効果が増すのだとか。ちなみに黒湯は温泉認定を取ったのが大改装後だったようで、「早めに取っておけばよかった」と記事には書かれていた。

正面には、これまで観たどのモザイクタイルよりも細かなピースで描かれた作品。浴場に入ると、どーんとお目見えする。男湯と女湯、ちょうど中央に立派な富士山が聳え、富士山を境に左右対称に山々や湖、ヨット遊びの人々まで描かれている。
手前左手に立ちシャワー三席、髪染めブース一席、そしてカランが手前に並び、湯船は左手から黒湯水風呂、黒湯温泉、黒湯炭酸泉、白湯とエステジェット、超微細気泡シルク風呂のレイアウト。浴場自体は決して狭くはないけれど、その中にも3つも黒湯があるって、すごすぎる。
特に、黒湯温泉の黒湯が結構濃くて、肌がしっとり柔らかくなるように感じられる。そして、黒湯炭酸泉は体感はなかったのだけれど、通常よりも炭酸の濃度を濃い目にしてあるそうだ。

他にも珍しいのが、「毛染め」専用スペース。立ちシャワーの一番奥にあるのだけれど、そのお席から出てきたお客さんの髪色をちらりと見ると、しっかり黒い。流石!

そして、モザイクタイル絵の下に、あれあれ?何かうごめいている・・と見ると、金魚たち!元々は壁面に水槽を置いて錦鯉を飼っていたそうで、元来「魚のいるお風呂屋さん」だったのだけれども、改装時に子どものお客さんにも楽しんでもらえるようにと、小さめの鯉や金魚を見られるように変更したのだそうだ。なぜか、寒い季節にはチョウザメも入るとのことで、「サメ温泉」と呼ばれることもあるのだそう。

創業時から何一つ変わらない銭湯も多いし、といっても多少は時代に合わせてマイナーチェンジをしているのだろう、それはそれで好きなのだけれど、どんどん変革していく銭湯はやっぱり応援もしたくなる。サウナはないものの、黒湯炭酸泉と黒湯水風呂で温冷交代浴をするお客さんもいて、入れ違いで私も体験させてもらったけれど、いい汗が流せて、さらに肌もうるっとするなんて、有難いね。

帰りは、「蒲田」駅までてくてく戻る。
ここ、気になっちゃった。「つけ麺大王」。「つけ麺」の発出しはここから、といわれるお店のようだ。

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キクラゲ玉子炒め、、ショウガ焼肉、黒酢スブタ、ナス味噌炒め、魅力的なメニューがいっぱい。ここは次回のハシゴの途中に来てみなくちゃ。

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お遍路番号 大田 73
住所 〒144-0051
大田区西蒲田5−10−5
電話番号 03-3731-7078
公式ページ
ホームページ
アクセス 京浜東北線「蒲田」駅 徒歩7分
休日 金曜
営業時間 15:00−24:30


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