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台東区 有馬湯

2021.3.14.

今日のハシゴも同じ駅、「三ノ輪」周辺です。
この辺りは人気のサウナあり銭湯も多いので、競争も大きいのでしょう。いずれの銭湯も廃業することなく頑張ってほしい!という思いを込めつつ、お遍路です。

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煙突のかたちが特徴的。

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例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただき、「台東区銭湯イベント」記念のタオルをいただく。

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こちらではさらにヤクルトのプレゼントも!
事情聴取は、パートさんだったようで不明だったが、創業は明治の末頃なのだとか。3代目か4代目といったところか。屋号は、初代の方が有馬温泉がとても気だったため、とのことだ。フロントには大きな金魚がきれいな水槽に泳ぎ、見るのも楽しい。

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脱衣所は広々。天井は格天井でもなく、まっすぐに張り巡らされたきれいな天井。ぜひ現場検証をしてみてほしい。籐籠もたくさん並んでおり、お客さんにしっかり愛用されているのがわかる。
そして、小さな箱庭も。浴場側にも細長い庭があり、おそらく金魚や鯉が泳いでいるのではないだろうか。

浴場も広々と感じられる。カランの位置が低く設定されており、両脇にだけシャワーあり、センターはシャワーなしのレイアウト。
珍しい木の桶とプラスチックの桶が並べられ、好きなほうをどうぞ。私は木桶をお借りしました。
浴槽は大きいものが一つ。左側からジェットバス二席、バイブラ、下で繋がっている湯船を跨いで、驚くほど深い湯船といたってシンプル。
ちなみに今日はイベントという事で、ほうじ茶っぽいお湯でした。茶葉が大量に入れられており、かなり濃い茶の色のお湯。効果はわからないけれど、気持ちいいね。
湯船のすぐ上には、章仙作の錦鯉のタイル絵が描かれており、歴史を感じる。天井も高いし、きれいな白い色。

そして、ここの売りは何と言っても、背景画のペンキ絵でしょう。
アーティスティックで、めっぽう大きい!
普段、描いた日が描かれているあたりに、”有馬湯 Arimayu”とあり、黒の大きな背景に、女湯から男湯にまたがる妖怪のような作品だ。
どなたが描いたのか見当がつかなく、後からフロントでお聞きすると、田中みずきさんの作品で、モチーフは猿だったようだ。とても見応えがある。

田中さんご自身のブログでも紹介があったが、本来「猿」はペンキ絵では「客が去る」ということで避けらるべきモチーフだけれど、今回はむしろ「ご縁」の「猿(エン)」として描かれたのだそう。

**有馬湯でのペンキ絵制作日記_2018年10月2日**
モチーフ:城崎哲郎氏がADC賞を受賞したキャラクター
数名がかりでお猿さんの毛を描き込むのが本当に大変でした、、、。

作品の写真は、田中さんのブログより。ぜひ、実物を鑑賞してみてください。
男湯側はこうなっているようだ。

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女湯側は下半身。

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お遍路番号 台東 11
住所 〒110-0012
台東区竜泉3−31−2
電話番号 03-3873-2978
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アクセス 日比谷線「三ノ輪」駅 徒歩10分
休日 水曜
営業時間 14:00−23:30

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