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北区 藤乃湯 ※藤の湯記載もあり

2021.11.14.

今日もハシゴ銭湯日和。
日和でない日があるのかといえば、また別の話なのだけれど・・。

二軒目も「赤羽」駅が最寄りの銭湯。
工事中の現場を通り、てくてく15分。おお、月がきれい。

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日が傾いた頃到着し、お邪魔しまーす。

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こちらも一軒目と同じく北区なので「りんご湯」なのね。
通常は薬湯を数種類用意していて、日替わりで実施しているとのこと。また、毎月第2日曜は産直生バラ湯なのだそうだ。

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フロントのご主人に例によって回数券とサウナ代170円をお支払いしつつ、サウナ用ビート板とスタンプをいただく。事情聴取は後回しにしよう。

実は、メモを忘れてしまったため、記憶が曖昧でごめん・・。
正面は一面の森の壁紙。手前にカランと立ちシャワー、左からドライサウナ、水風呂、正面に日替わり薬草風呂のりんご湯、ジェットバス二席?、熱めのバイブラ湯のレイアウト。

やっぱりりんごの匂いはしないけれど、一軒目は1/2カットだったが、こちらは丸ごと入っている。皮の香りは少しほんのり。

サウナは遠赤外線サウナで、6人ほど入れそうな広さ。つやのある板の上にはマットも敷いてあるが、それにさらにビート板を敷く仕様。珍しいのだが、女性サイドの方が広い施設だ。二段目、一段目で胡坐をかいて、気持ちよく汗を流す。あまり聞いたことの無いJ-POPが小さ目に流れるも、聞いたことがないので歌えない。でも、いい室内。
すぐ出てお隣が水風呂だ。19度くらいが計測されていて、キンと冷たい。気持ちよく入っていると、カラン前の常連さんがにこり。ああ、いいお風呂だ、間違いないよ。

さて、お風呂上り。
先ほどの店主にお話を伺う。初代は都内のご出身で、現在三代目。実際の経営としては二代目、姉妹店はなしとのこと。
そもそもは、新潟県ご出身の初代が上京し、土建屋さんをスタートしたのだそう。廃材などが多く出て、その処理のために銭湯をスタートし、息子さんがご夫婦で経営をはじめたのだとか。その後、本業は廃棄し、副業が本業になり、株式会社化して経営を続けている。
現店主はご自身を「2.5代目」とおっしゃるが、もともと好きな商売だったので、短大を出て数年企業で働いてから、いつか戻ろうと考えていたものの、卒業間近にお母さんが脳溢血で倒れ、アルバイトをしながらお父さんと二人三脚で経営を続けたのだそう。

私が銭湯のお話を興味深く聞いていたからか、こんなことも教えてくれた。「うちは100%薪なんですよ。近くに大日本印刷の工場が点在していて、フォークリフトで使用したパレットをもらって使っているんです」とのこと。よく聞くと、ガスで沸かすとなると、恐ろしい費用が掛かるのだとか。繁盛店となれば、月80-100万円、そうでもない店でも50万円。パレットがないとなれば、これが毎月かかってくるのだから、大日本印刷にはとても感謝しているのだとか。
他にも、LEDへの変更も組合で進めているが、都が負担してくれるとはいえ、全額ではないので迷っているのだそう。電気代は夏、冬は主にエアコン代で大幅に上がるが、平均すると月15万だそうで、思っていた数倍高いという印象だ。
水道代についても聞きたかったが、お客さんも出入りが多かったので、またの機会に。とっても勉強になりました。

お遍路番号 北 12
住所 〒115-0043
北区神谷3−23−12
電話番号 03-3901-3078
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アクセス 埼京線「赤羽」駅 徒歩15分
休日 木曜
営業時間 15:45−24:00

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