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渋谷区 仙石湯

2020.09.11

お遍路二周目も、爆走中。なんでこんなに急いでいるんだろう。だれか、止めて。

さて、代々木八幡の八幡湯からてくてく20分のこちらまでは誘惑たっぷりの飲食店や八幡、ベトナム大使館や運動のできる体育館など、観光も楽しいが、こちとらお遍路。脇目も振らず、てくてく到着。

例によって回数券を渡し、番台のおねえさんにサウナの有無を確認。残念ながら、4月中旬から感染症拡大が落ち着くまでは再開しないそうだ。

一周目の私だったら「では失敬」とくるりUターンだが、余裕のある二周目はサウナ無し施設もスタンプ押していいというマイ・ルール。こちらのハンコには黒猫が。猫がいるのか聞いてみると「いないのですが、なぜか絵柄に入ってまして」とのこと。

脱衣所はひろびろ、常連さんが「熱いー熱いー」といっていて、目が合い頷きあう。わかるよ、こちとらも二軒目さ、熱いです。そして、浴場は幼稚園みたいな可愛さ。扉には魚や人魚、貝殻が擦られていて、天井も高すぎずコンパクト。手前洗い場、奥はぬる湯のマッサージとボコボコ湯、お休み中のサウナはスチームタイプで中をチラ見すると、とてもきれいな6人がけくらいかな、再開が待ち遠しい。 

そのすぐ横には個室暴れシャワーが。こちらは水風呂がないので、代わりにこちらをどうぞ。シャワー個室の外にお湯・水のボタンがあり、押してから入るのだけど、水を押すボタンがインターフォンなのね。ここ押すと番台のおねえさんに繋がっちゃうかと思いきや、そんな心配はいらないから、嘘だと思ったら自分の目で確かめてほしい。逡巡した後ピンポーンとすると、あばれはっちゃくばりの16台の強烈シャワーが稼働開始。あんまり冷たくないけどね。 

その横は、熱湯。日替わり湯のようで、広い湯船にローズマリーのかほり。とってもいい香りでうっとりする余裕はなく、とても熱い熱いので注意されたし。

熱湯からあがり、熱いー熱いーと独り言しながらぶらぶら雑誌を読めるコーナーを、物色。文藝春秋、週刊新潮、芸術新潮、サンデー毎日、大人のきものなどがあり、不思議なセレクト。長居しやすそうな取り合わせ。おねえさんに聞くと「女将さんの好みなんです」とのこと。ぜひ次回、事情聴取を試みたい。

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