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銭湯上がりの飲み物

2020.11.17.

ほぼ毎日、外でお風呂に入る。よっぽど疲れたり、外食が入ったり家人のご機嫌ななめだったり、女性の日だったり、そうでなければ、だいたい銭湯に行ってしまう。

やっぱり、広い湯船は気持ちがいいし、常連の方々に教えてもらうこともとても多いし、変わり湯やサウナ、最近チャレンジしている電気風呂、ジェットバスなど、自宅では味わえないお風呂が楽しい。そして、行ったお風呂について、銭湯友だちとやりとりするのも至極の時間なのだ。

さて、サウナでなくとも、お風呂では300-800mlの汗をかくのだそうだ。やたら新陳代謝のよい私は、1000mlくらいかいていそうだが、先の汗の量はごく一般的な平均値のようで、お風呂に入る15分前にコップ2杯程度、お風呂上がりにもしっかり水分を摂る必要があるとのこと。

さて、みなさん。あなたは、なにを飲む?

私は、お風呂の前には午後ティーストレート、そして、お風呂中、サウナ中にはイオンウォーター、お風呂上がりには炭酸水が多いかな。
午後ティーは会社で買った残りの消費でもあるけれど、常温がいいような気もするし、香りも好きなので愛飲している。
イオンウォーターは、もはやパブロフの犬状態で、甘さがちょうどよい。ポカリだとだいぶ濃いので、イオンウォーターに氷を入れるくらいがベスト。ポカリやオロナミンCなど、大塚製薬の自動販売機も銭湯に入り込んでいることもあるが、とても人気だよね。私はコンビニでイオンウォーター900mlを購入することが多く、サウナを4セットしたら完飲する程度には、ぐびぐびいってしまう。
しめの炭酸泉はしゃっきり、すっきりするため。炭酸の喉越しが身体を潤してくれる気がする。高濃度炭酸泉も身体にいいわけだし、外から中からね。

もちろん、スーパー銭湯などに行って、食事処に寄る場合は、生ビールは鉄則だ。基本的にはビール一杯、ハイボールとお水を交互に飲んで、最近は温冷浴が好みなので、焼酎なんかもよさそうだよね。アルコールを摂取したら、同量の水分以上を摂らないと脱水症状の恐れもある。
私自身、かなり前だが献血とホットヨガの後にサウナに入って、倒れたことがある。たまたま混んでいるスーパー銭湯だったので、直ぐに救助してもらえたが、あれが人里離れた施設だったら身体が冷えて後遺症なども出ていたかもしれない。一休み、と脱衣所のベンチに座って、気がついたら顔面から床に崩れ落ちていて、おでこに畳の痕がくっきり、だった。直ぐさまベンチに寝かせてもらえ、足を高くして頭には氷嚢。アルコールなんて飲んでいたら、どうなったかわからない。
といいつつ、夏のしきじでは、一杯飲んで入ってしまいました。今となっては、申し訳ない。もうしません、たぶん。



本当に書きたかったのはここからで、ルールとマナーについて、今日の気持ちを残しておきたい。

ルールとは、銭湯ならその店の、法律なら当局・所轄機関によって定められた、守るべきものだ。
一方のマナーとは、同じ空気を吸う周りの人の気持ちを考えたときに、したほうがよい、または、しないほうがよい、そういった行いだろう。

ここではお風呂についての記述が主なので、銭湯や温浴施設について書いていきたい。
ルールは、入浴料金や閉店時間、暴力団関係者の入店禁止のほか、入口や浴場などに貼られているポスターが該当するだろう。撮影禁止、身体を洗ってからお湯に浸かる、染髪禁止、などである。最近はここに感染症対策も加わっていると思う。
マナーは、カランから湯船に入る際は足元を濯ぐ、後ろの洗い場の人に水をかけないよう心がける、洗い終わったら泡などを流す、ジェットバスや打たせ湯、小さい水風呂などは譲りあって使う、サウナ内に移ると、人に汗をかけないように心がける、汗を室内で絞らない、タオルなどを乾かさない、脱衣所では、使い終わったら水飛沫や髪などを掃除する、などが挙げられるだろう。このマナーというのはとても厄介で、世代やその場の構成メンバーによっても大きく異なり、銭湯ごとの、常連ごとの、そして極めつきはヌシによるヌシのためのマナーというのも存在するのだ。具体的には、サウナの座る位置、テレビが観やすいところや低段が当てはまりやすい。世田谷区「八幡湯」、三鷹市「千代の湯」で指定されたことがある。まあ、好きなところに座ったけどね。ほかにも、テレビのチャンネル権はヌシが有していたり、水風呂に入りすぎていると水をかけられるなど。後者は杉並区「秀の湯」でバトルになった。

私自身、上記については気をつけているが、汗一滴、人にかけたこともないなんて、水風呂前で人を待たせたこともないなんていう気はさらさら無い。"お互い様"という言葉に甘えすぎず、気をつけていても、心遣いできていないことも多々ある。具体的には、ごく親しいサ友の肉まんに「ちゃんと自分の汗は拭いて、入る前よりきれいにして出るように」といわれて以来、そして、ラー子がいつも脱衣所の手洗いをしっかり拭いて、床もモップかけしてから退店するのを目の当たりにしてから、汗や掃除については心がけている。といっても、全ての人のマナー意識に合致することはできない。それは当然だよね、だって、みんなにとってのマナーのバーが異なるのだから。

参考までに、私が許せない、マナー違反だと考えていることは、サ室で汗タオルを絞る、水風呂にタオルを浸ける、安い美顔器の嫌な音、場所取り、大きな声での会話、である。美顔器は女性特有だと思うけれど、キュルキュル音が永遠とはいわないが、10分続くのである。耐えられるだろうか?ちなみに私の持っている3万弱のはキュルキュル音は出ない。ただし、美顔器をサ室に持ち込むことへのマナーについて是非があることも承知している。嫌な人にとっては、私はその人のマナーに反している、確実に。タオルの使い方は、もうその人の人柄というのだろうけれど、人にされても嫌だと感じないのかな。乾いたマットに汗なのか水なのか知らないが絞る、使用していないのに場所を取っておいて、20分ほど現れないのでその場所に座ったら怒鳴り散らされる、大きなおしゃべりが始まったので耳栓をしたら「イヤミだね」といわれるとか。絞る女どもはどこにでもいて、先日の「仙川 湯けむりの里」でもいた。場所取りも、もう1/2の確率で出会える。怒鳴られるのは珍しいかもしれないけど。耳栓事件は「文化浴泉」だ。

こうなってくると、もうね、日常茶飯事。自分のサウナ、自分の銭湯だったらいろいろ”ルール”を作っちゃおうと思う。例えば、
・利用者同士、挨拶をちゃんとする
・利用する前よりきれいにして帰る
などは書き連ねたい。



さて、本当に書きたいのはここからだ。
利用者がルールやマナーを守ろうが、守らなかろうが、ぶっちゃけどうでもいい。ごく親しい仲間たちが仲間間のマナー違反をしたら伝えるだろうけれど、どこかの誰かがマナーやルール違反をしたら、どうするか。

先日、サウナ会で集まったひとりが、自転車で帰ることを前提にしつつ、ビールだかなんだかを煽っていた。以前に書いたが、私は職質にときどき遭う。私にも挙動が不審だとかの原因はあるだろうが、ルール違反はしていないのに。むしろ、こういう輩を取り締まってほしい。その日は、自転車で帰ると本人から聞いた直後だったかは忘れたが、家人と帰り時間を約束していたこともあるし、たまたまふたり、仲のよいメンバーも帰るというタイミングだったこともあり、途中で帰ることにした。ちなみに私は徒歩で帰った。2杯飲んでちょっとほろ酔いだったので、30分もかかってしまったが、きっとのろのろ歩いていたのだろう。徒歩の人にも抜かれ、ぼんやりして冷めた身体で帰宅した。

今さらながら、その参加者が事故に遭うということは自業自得だから、どうなっても本人の責である。本人はその後のサウナで酒が抜けると思っているのかもしれないが、そんなわけない。朧げな感覚で運転し、ほかの通行人などに怪我をさせたら、なんて思いを馳せると、私たちいい大人が何人も集まった席で酒を飲ませたなんてのは、マナーのマの字のずっと手前に話が遡る。本人には伝えたが、自転車で帰るって知っていたら、ビール飲ませずだったか私は即帰っていただろう。マナーの前に法律違反なのである。そういう輩に、いちいち他人のサウナのマナーについて語ってほしくないし、同じ時間や空間を一瞬たりとも過ごしたくないと思っている。
自分の大事なひとが轢かれたら、轢いたやつを絶対に許さないし、自分の大事なひとが飲酒運転したら、わかるよね?

長くなったけれど、自身のマナーも振り返るいい機会になったのかな。これからも「神代湯」のヌシを目指して頑張ろう。

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