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荒川区 大門湯

2021.6.17.

今日も仕事帰りに、ハシゴ銭湯に。

対面打ち合わせのための外出で、仕事ではここ数か月、みっちりやりとりがあったお相手だったのだけれど、雑談するのはほぼ初めて。
喫茶店で二時間ほど打ち合わせをし、サッカーの話、お笑いの話、落語の話、出身県の話などの流れで、ランニングやサウナについてもひとしきりおしゃべり。こういう雑談、大事だよなあ。

秋葉原から日比谷線、荒川線を乗り継いで、「東尾久3丁目」という駅ではじめて降りる。はじめての場所って、いいね。
3分ほど歩いて、到着!
一目見て思ったのは、「こここそ、キングオブ銭湯!」ということ。実はここ、お遍路マップには「休業中」と記載されているので、電話で営業を確認して訪れたのです。
参考までに紹介エッセイはこちら。

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例によって番台のおばあちゃまに回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取を。
現在二代目でご夫婦で経営しているようで、初代は石川県のご出身。江東区「春の湯」の先代がこちらの先代の弟さんだそうで、先日長々とお喋りさせてもらったところだ。よし、答え合わせ完了!その際のおしゃべり、「春の湯」の店主のペンキ絵師評など、おばあちゃま番台さんともおしゃべりする。

正面には中島盛夫絵師の平成25年11月25日のペンキ絵があり、女湯サイドは海から見た山で、緑が生い茂る夏の景色。男湯サイドは青い富士山と桜の春の景色だった。「こちらにはペンキ絵あるんですね」と番台に向かってニヤリ。
湯船は、左から弱めバイブラの薬湯、ジェットバス二席、バイブラ湯のレイアウト。薬湯は、毎日生レモンのお湯で、なんとネット無し!これはお掃除が大変だけれど、利用者としては、嬉しいし楽しい。常連さんたちもみなさん、絞る絞る。種も実も飛び出すからね。そして、酸っぱいいい香り。ちなみに床は凸凹石があるようで、足裏マッサージにもなる。
ジェットバスも当たりがよく、とっても気持ちいいし、バイブラ湯ときたら、床のタイルは鯉の絵入り。あ、金魚かもしれない。

紹介エッセイによれば、こちらの宮造銭湯は1950年(昭和25年)に建てられた。創業は昭和初期で、戦渦で焼失した後、同じ場所に再建され、2度の中普請を行い現在に至るそうだ。脱衣場を見上げれば、もちろん格天井。
二代目がこちらにいらしたのは6歳の時で、第二次世界大戦の真っ最中だったのだそう。そして、昭和20年の東京大空襲でも大門湯は焼け残ったが、5月の空襲で焼失してしまったのだそう。でも、再建後、ここまで残ってくれて、本当によかった。

最新号の広報誌の表紙にも、ほら。いいでしょ?

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お遍路番号 荒川 9
住所 〒116-0012
荒川区東尾久6−11−2
電話番号 03-3895-4668
ホームページ
アクセス 都電荒川線「東尾久3丁目」駅 徒歩3分
休日 月曜
営業時間 16:00−21:00

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