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北区 柳湯

2020.08.27

サウナー諸兄姉のうち、銭湯お遍路をやっているのはどのくらいいるのだろうか。実際に私以外のスタンプ台紙を見たのは1回しかないので、マイナーな火遊びなのかもしれない。

私が銭湯お遍路に出会ったのは、忘れもしない、今年2月、鶯谷・萩の湯のグッズ売り場で手に取ってしまった、平成29年発行の『東京銭湯 お遍路マップ』だった。100円と安価だったこともあり、お付き合いで買ってしまったのだ。
これまで、スタンプラリーなどに嵌ったことはないし、銭湯も無くても困らない存在だった。そんな私が、半年足らずで、厳密には、4月3日から6月8日までは自粛していたこともあり、およそ5カ月でお遍路を達成してしまったのだ…。 

何度か完走したフルマラソンでも、ゴール時に「どうだった?感動した?」と聞かれても「別に・・・」という感動の薄さで、帰りにヨガに行くくらい体力も余っているものだから、「本気出せよ!」といつかの自分にいってやりたいくらいだ。閑話休題。

そもそも、スタンプラリーってみみっちいし、スタンプ押してもらうのも手間だし、マップや台紙を持参忘れたらショックだし、集めた結果の特典も達成証(1000円支払いが必要)、バッジか手ぬぐいがもらえ、東京都浴場組合のサイトに名前が掲載されるそう。

参考までに、同サイトでの88浴場達成者は本年8月時点で2400名突破、ふーんと見ていると、880浴場認定者が12名だと?平成29年時点で都内銭湯は568軒と手元のマップには書かれているので、もう達成しえない数字だけれど、献血を70回程度やっている私、もう少し頑張れるかも?なんて思っている。二周目、つまり176浴場は1060名、三周目の264浴場は670名だそうなので、この辺りに焦点を置くか、あるいは4周目、352浴場470名を目指そうか。

なお、私の回った88か所は、すべてサウナ付きだったので、2周目以降はサウナなしも回らないといけなくなると思う。お風呂命!というわけではないけれど、乗りかかった湯舟、悪いヌシの撲滅のため、邁進する所存。飽きたらやめるけどね。

お遍路についてはこちらを。
https://www.1010.or.jp/category/ohenro/ 

いよいよ、銭湯お遍路ラスト!

一軒目の地蔵湯からてくてく7分、鶯谷・萩の湯のようなビル銭湯。二階に上がり、例によって回数券とサウナ代370円をチケット購入し、サウナバッグに入った大小タオル、目印のキーをお借りする。食堂はないにせよ、休憩室もそこそこ広く、しかも感染症対策もきめ細かい。

一軒目を出る際、数分だし首にタオルをかけたまま、下着も前後ろ逆でもいいかとも一瞬思ったが、遍路者の端くれたるもの、しっかり前後ろ確認しましたよ。

脱衣所も萩の湯に似て、テレビが流れる中、結構込み合っている。ふと浴場出入り口の横を見ると、露天風呂が。おやおや、いいねえ。
浴場は、左からサ室、水風呂、マッサージ3種、バイブラ湯、電気、フットジャグジー、白湯、シルキー湯、同じく萩の湯並みに広めの洗い場、さらに扉を通過すると先ほどの露天の高濃度人工炭酸泉、半個室の鏡とシャンプー・ボディソープつき立ちシャワーとありったけ詰め込まれた感がある。

数分前にお風呂から上がったばかりだが、エア洗いではなく本洗い。そして、入浴。フットジャグジーというのは初体験だけれど、浮いたり沈んだり自由自在で面白い。ぷかぷか浮きながらあたりをパトロール。そして、シルキー湯もしゅわしゅわでたまらん。ぬるめでいいね。そしてここの1番人気は高濃度炭酸泉ではないだろうか。混み合っている上、みんなが惚けた顔をしている。入ってみると、こちらのしゅわしゅわ具合は、濃度を敢えて高濃度としているだけあると感じるほど。通常の何倍か、らしい。

いよいサ室へ。三段で広々と、ちょうどやっていたゴチバトル、田中圭が大盛りご飯を自動マシーンで盛るあたりから見守ってゆく。しかし、広いのにほぼ貸切でしあわせ。サウナお遍路を振り返っても、貸切多かったなあ。貸切ではない場合にバトルになるんだよね、って当たり前か。二軒目ということもあるが、早速汗だく。

水風呂は20度を示していたが、17.5度だといい張る貼り紙。どっちでもいいが、神代湯のライオンの弟分のサイズから出てくるばちゃばちゃ冷水も気持ちよい。

今日も家人に怒られそうだけど、チキンボールで許してもらおう。

お遍路・一周目 完

サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット

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