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台東区 富久の湯

2022.3.13.

日曜日はゆっくり・・の筈が、今日は例外的に陶芸教室に。
先日参加した「志野茶碗講座」の釉薬掛けにゴーウ。

素焼きが上がっていて、ざらざらっとなった箇所を竹べらで取り、待機。
円形の方はこんな風に。

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高台はこんな風になっています。

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四角い方はこんな風に。
鳥が飛んでいる絵柄もちゃんと出たねえ。

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内側は鬼板を垂らすというか飛ばすという柄に。

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高台はこんな風に。
かなり削ったつもりだったのだけれど、焼き上がってみるとまだ削れたかもしれないなあ。
やはり先生のは、すっと軽く持ち上げられるので、プロは違うね。

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教室のMさんが釉薬に手を浸けて、どのくらいの濃さか覚えたい、といったので私も手を浸けてみた。濃くて、細かい砂がじゃりっと感じられる釉薬。こうやって身体で濃さを覚えるのも、プロの仕事かもしれない。

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茶碗にお玉で二杯分ほどの釉薬を掛け入れ、溢れる手前でさっと逆さに。そして、高台あたりまで釉につける。この間、先生は10秒ほど。
そして上げたら、ふーふーと息を掛けて、写真のような穴ぼこを出現させる。粒状、縮れ状の模様「梅花皮(かいらぎ)」が出てくるそうだ。
指の後も味わいになるそうで、均(なら)してはいけない。

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梅花皮、どれくらい出るのだろう。焼き上がりが楽しみだなあ。

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そもそも、志野にはいくつか種類があり、無地志野、鼠志野(下地に鬼板という鉄化粧を施し、文様を箆彫りして白く表し、長石の入った志野釉をかけて焼く=今回のもの、すると掻き落とした箇所が白く残り、鉄の成分は窯の条件などにより赤褐色または鼠色に焼き上がる)、赤志野(赤い焼き上がり)、紅志野(酸化第二鉄を含む黄土である赤ラクを掛けた上に鉄絵文様を描き、さらに志野釉をかけて焼いたもの)、絵志野(釉の下に鬼板で絵付けした上に志野釉をかけて焼いたもの=下の写真のもの)、練り上げ志野(赤土と白土とを練り混ぜ志野釉をかけて焼いたもの)とある。
粘度の質も変え、釉薬も変えてみて、それだけ違うのかな?
今度は赤身のある釉薬へ。

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こちらには絵を施してあるので、どれだけ鉄分が露出するか楽しみ。

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紅白並んで、おめでたい景色だねえ。

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講座では日ごろ顔を合わせる方や、初めましての方もいて、難しいねえ、素早くやらないといけないんですねえ、などとおしゃべりしながら、楽しくわいわい。

終了後は、家人と待ち合わせをして、赤坂の韓国料理屋さんでプルコギ、ソルロンタンをもぐもぐ。天気も良かったので、熱がりながら完食。

家人の希望で、とらやのギャラリーに。

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「とらやと楽しむ寅年」展がやっているので、虎の展示を楽しみに。

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そもそも、「とらや」の「とら」は漢字の「七」ではなく「土」が使われているのも初めて知ったし、「とらや」がいかに「とら」のモチーフを大切にしているかも感じられた。

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これまでの干支をモチーフにしたお菓子たち。
こんなにあったんだ!

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期間限定のとらの箱もかわいい。
しかも、いちご味。家人に以前あげて、美味しいといっていたなあ。

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その後は三階の茶寮ではなく、菓寮にも。
階段を上がったところには、お菓子を作っている作業も見られて面白い。
ここは建築的にも素晴らしい。お花の活け方もとても参考になる。

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あわぜんざいを選んでたのむ。これはこれはすばらしい漉し餡と粟!
箸休めのこんぶも美味しいのね。

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入り口には季節の生け花も。
桜がかわいいね。

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待っている間に読ませてもらった器の本、この器もすてきだったなあ。

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では、のんびりしたところで、家人と別れ、いざ銭湯へゴーウ!
「入谷」駅からてくてく10分ほどで、今日のお目当てのお店に到着。
昨年のフェスティバルの暖簾がいいねえ。

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外には、イベント情報が紹介されていて、キックボクシング、ランニング、ヨガなどいろいろ実施しているみたい。

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そして今日は、台東区内の銭湯のお客様感謝デー
先着200名ということで、間に合うかな??
ちなみに、鶯谷の「萩の湯」では先着2200名に用意しているのだそう。すさまじい集客力!

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フロントの若い方に、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプと記念タオルをいただきつつ、事情聴取。
現在は朝湯を元々の店主が運営し、午後は若手の方々が運営しているそう。店主の方は、北陸ご出身でかつては姉妹店もあったそうだが、具体的な県や姉妹店は不明。サイトによると昭和初期創業だそうで、三代目くらいだろうか。
モダンな家具などもあしらわれたソファスペースからは中庭が見られて、とっても落ち着く。
脱衣所も家財道具が並べられており、銭湯というか実家感のある廊下のような雰囲気かな。化粧水にジェル、そして無料ドライヤー、綿棒、髪ゴムなども置かれていて、利用者ファーストで運営しているようだ。
居心地がいいせいか、親子連れのお客さん、お風呂上りに寛いでいるお客さんもいて、賑やかだ。

浴場は、細かなモザイクタイルで水辺の景色が描かれる。湯船は大きな湯船が三つに区切られていて、左から深湯、ジェットバス、浅湯のレイアウト。じっこう湯のような薬草がネットに入って浸かっていて、薄い茶色と薄い香りがひろがる。ちなみに、サイトによると軟水利用だそうだけれど、体感ではわからなかった。また、バドガシュタイン鉱石風呂もあったようだ。
※写真はサイトより

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ささっと上がって、今日は帰ろう。
しかし、こちらもシックなビル型銭湯で、かっこいいねえ。

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横から見ると、かなり大きな規模。
若い人たちのパワーもあって、銭湯の復活を肌で感じられるお店。

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鶯谷までの帰り道、私の愛する「白水湯」は今日も休業中。早く復活してほしいなあ。

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ちなみに、再開はこのビラでしかわからなさそうだ。
お近くの方、ぜひレポートをお願いします。

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今日貰ったタオルを家人に見せびらかすも、「ふーん」とつれない。もう、こんなにかわいいのに!

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お遍路番号 台東 13
住所 〒111-0031
台東区千束2−34−6
電話番号 03-5656-3592
公式ページ
ホームページ
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アクセス 東京メトロ日比谷線「入谷」駅 徒歩10分
休日 無休
営業時間 月曜15:45−23:30、月曜日以外は6:00−10:00の朝湯もあり

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