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結婚指輪への道

実は結婚した際に指輪を買っていなかった。
家人も私もそういうキマリゴトに縛られるタイプではないため、まあなくてもね、なんて気分ではあったのだが、こちらの祖母や家人の伯父などから過分に頂戴したこともあり、形から入ろう、ということに。
鼻息荒い、結婚指輪購入のストーリーです。

【某1/7】
家人と伊勢丹へ。
セールをチラ見しようということもあるが、満を持して、結婚指輪を買おうという目論見。

二人ともジュエリーに詳しいということではなく、好きなジュエラーがあるわけでもないのだけれど、なんとなく数年前にもらった「Van Cleef & Arpels」のカタログが家に置かれたままになっていて、それとはなしに気になっていた。

とはいえ、必ずヴァンクリで・・ということでもないので、「GRAFF」「ミキモト」もチェックしてみた。
価格はこの際目をつぶり、着用感や色味など、二人が気に入るもので・・とパトロールした結果、やはりヴァンクリに。
フランスのジュエラーということも、家人はさして関心がなさそうではあったが、フランス語を第2外国語で学んだ私にとっては、大事なポイントだったかもしれない。

【某1/13】
二人で訪問し、家人が18号、私が7~8号で、伊勢丹でサイズを取り寄せてもらうことに。探して取り寄せるのに1週間ほどかかるそう。
別サイズのものをサイス変更することもできるそうなのだけれど、もし日本のどこかにあるのならば、サイズをいじらずにつけたいよね、ということで依頼。
バレンタインにつけ始めたいことを伝えると、その期間はフェアがあるそうで店員さんも「その時期に合わせてご提案しようと思っていました!」とのこと。特に、バレンタインというのは意味のあるイベントではないのだけれど、これなら毎年忘れなさそう、というだけの理由。

でも、担当してくださった店員Tさん、めちゃくちゃいい方!
我々の買い物は、数千万とか数百万とかの代物ではなく、けっして上顧客ではない。だからといって、私たちにとって、はした金ではなく、ぶっちゃけ清水の舞台飛び降り事件でもないけれど、納得したうえで選んだ商品だった。
それを尊重したうえで「これを選んでよかった」と思わせてくれるTさん、素晴らしい店員さんだと思った。

【某1/21】
二点とも揃ったということで、私だけで訪問。
残念ながらTさんはご不在。
試着をしてみると、7号でもいい気もするけれど、抜け落ちないようなので8号に。
店員さんに、刻印の条件について確認してみる。
・名前や日付を入れるケースが多い
・期間は3週間ほどかかる
・20文字まで入れられる(スペースも1字)
とのことで、帰宅して家人と会議。
お互いのフルネームをお互いのリングに入れることで合意できた。

ブロック、筆記体で大文字小文字もある。
&♡∞という記号もあるそうで、結構迷った。

【某1/22】
Tさんはご不在だったが、家人と訪問。
支払い後、刻印の内容を申し込み。
実は、Tさんがいるときにお支払いや刻印のご相談もしたかったのだけれど、しょうがない。
刻印の文字数が、前日に教えてもらったばかりの20文字ではなく15文字、ということで、ちょっと消化不良。
とはいえ、希望の刻印は13文字なので、どちらであったとしてもセーフなのだけれど・・。
家人には「どうどう!」といわれて私らしい。

【某2/11】
2/4には刻印ができたと連絡があり、ブライダルフェア期間のこの日に行く予定に。
Tさんにもお会いできて、他の方の対応と違って安心感がありすぎる。
そもそも、初回でこの方にお会いしていなかったら、このブランドとの縁もなかったのだろうなあ。
今日のはめ具合は8号だと少し余裕があったけれど、やっぱりこのぐらいが自然なのだろうということに。
刻印もしっかり入っていて、わあ、うれしい。

一生大事にしようね。
指輪も、お互いも。
きらりと光る指輪。
さあ、毎日はめましょう。
傷つくことはあろうとも、
指輪と心は永遠に。なんつて。

また、次に記念となるような指輪が欲しくなったら、Tさんを訪ねよう♡

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