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中央区 銀座湯

2020.12.05.

今日は雨のためランニングもできず、朝ごはんを食べて、もっさりと東京駅に向かう。

川鍋暁斎の底力」展に家人と。下絵のみのいたって地味な展示で、以前近くの「三菱一号館美術館」他で観たような彩色された本絵ではなく、デッサンのようなもの、彩色指示を入れた下絵、席画のみで、100%暁斎の作品なのだそう。より力量がわかる、ということで、90分しっかり鑑賞した。

ここ、東京ステーションギャラリー はかなりの頻度で鑑賞しに行っているけれど、年間パスポートが現在は販売休止なのが残念。去年からメスキータ、岸田劉生、バウハウスとよく通ったなあ。メスキータなんて、三回も行った。これぞ、パスポートの恩恵だ。

数年前、美大の課題に追われていた際なんて、三年間で200展くらい行った。というか、行かねばならなかった。無料のギャラリー もよく観たし、有料の展覧会も学割でかなりの恩恵を受けた。そのためだけに、改めて学費控えめの大学院に行きたいなと考えたこともあるくらいだ。
それだけ、日本の美術館は高いと感じた。まあ、それでも、何十万、何百万人と動員のある美術展は上位10数展なんだけれど、メディアが肩入れするのもわかるよね。
印象派や琳派など、大人気のものはそりゃあ観たい。でも、地味に開かれている地方都市の常設展なんかでも、素晴らしいものは多かった。その一つが、府中市美術館だったりもして、これも十回くらい行ったなあ。美術については、また改めて書きたいので、次に譲ろう。

その足で「POLA」にも立ち寄り、津上みゆきさんのオークション作品を観る。作品、いつか欲しいと思い始めて早4年ほど。どんどん値が上がっており、積立と同じく直ぐ買えばよかったなあ。そんなことを思いながら、銀座一丁目からてくてく5分。首都高脇の銭湯だ。

番台方式で、例によって回数券で支払う。こちらはお忙しそうだったので、出身地チェックはやめて、姉妹店チェックのみ。特にご親族経営は他にはないそうだ。脱衣所もこじんまり、よく見るとロッカーは70ほど。下足箱は40ほどだったかな。ちなみにカランは20ほど。往年より内装は変えた可能性もあるけれど、バランスが不思議。

浴場は、手前にカランで、奥には花火のモザイク絵だ。夜の花火かあ、と魅入ってしまったが、花火は夜にあげるものですね、はい。絵の下には、左からジェットバス三席、隣には下がつながった湯船で、深いお湯。場所によって気温が異なり、窓側は結構上半身が冷え冷えになる。のぼせなくてよいかも。

身体と髪を洗い、カランの水と交互浴をしていると、気づく。こちらの常連さんたちは、ササっと出て行くんだなあ。お近くから来ているという方に聞いてみると、「そうね、30分で帰るわね、みんな」とのこと。すっかり小一時間長居してしまった。こちらはランニングの帰りなどにいいかもね。今日も若い方が、ランニングなのか近くのホテルステイなのか数名来店していた。常連さんに「どちらから?」と聞かれ「調布です」と答えると「甲府?あら遠くから」といわれたが、銀座からしたら、調布なんて甲府に片足突っ込んでるようなものだね。

お風呂あがりには、家人と合流して、LOFTの「西尾一男さんPOP UP」に。こんなTシャツ買いました。よし、段取りしよう。

帰りはとんかつを食べて、テレビの時間。はあ、温まった。

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