シェア
冬の京都と聞いて思い出すもの、それは「鳩」。数年前にあるラジオ番組で鳩レースを知り、気になって調べると、その姿は驚くほどスマート! レース鳩のフォルムの美しさと、鳩レースという競技に衝撃を受けました。 そんなとき、冬の京都の街を歩いていたら、日向ぼっこする鳩の群れを見かけました。お、今ホットな鳩がいるぞ、と思い近づいてみたのですが、何かがおかしい。彼らは「もしかして首に太めのドーナツでもはめてるのかな?」というくらい、頭から胸の境目がないのです。頭を沈み込ませてあたたかそ
社内で、心のオアシスと呼ばれているスタッフがいます。坂ノ途中だよりも担当しているゆりはんです。オアシスという称号にふさわしく、その存在はそばにいる人を穏やかな気持ちにさせてくれます。隠し切れない母性をまとい、(実際2児の母です)春風のようなやわらかな声で、「うんうん、そうやねぇ」と相槌をうたれたら、下手にパワースポットに行くよりも、マイナスイオンを浴びることができそうです。 そしてその見た目は、小動物のようにつぶらで黒目がちの瞳に、ちょっとくせ毛のベリーショート。まるで手
その人のなかに潜んでいる愛が露わになるところ、それはときめきの宝庫です。 先日、友人(30代の独身男性)のお宅を訪れたときのこと。冷蔵庫に黒い陶器製の猫のマグネットが付いていました。前足をちょこんと揃えて坐るシルエットは、極限までゆる~く描かれたなだらかな曲線。白い三角の鼻の下から伸びるのは、Yの字を逆さにした口。ゴマ粒のような丸い目の上には、ちょんちょんちょんと3つの点。睫毛のようにも眉毛のようにも見える、なんともいえないおとぼけフェイスです。 愛らしいマグネットが男
「ダメな男を好きになってしまう」 そういうわけではないのですが、私は昔から人の少し変わった癖や面白いものを見かけると気になってしかたがありません。些細でくだらないものだと愛おしくさえなります。忘れたくない気持ちが膨らみ、記録に残してしまいます。 写真を撮ったりノートに書き留めたり、あくまで個人的なコレクション。ところが、偶然、同じ趣味(性癖?)の男子と出会い、ときめき倶楽部なるものを発足してしまいました(もちろん倶楽部員は2名)。 真面目なビジネスマンなのに私服がド