詩と、絵

Qio（詩人）さんの
詩をもとに、
イラストを
描かせていただいた。

＊＊＊

君の頭の上に止まった　バタフライ
そのままじっとしていてね
かわいいステッチの麦わら帽子で
きっと　つかまえるから

まだ逃げてないハピネス
真実を分け合おう
君に見せたいから

バタフライの姿

ほんとうにいるんだよ
そこに

詩：Qio（詩人）

＊＊＊

詩を見た途端、
うちの脳裏に浮かんだ、
二つのイメージ。

一つは、仕合せな時間。

草原に、一本の木。
二人はこかげでやすんでいて。
君のふわっとした髪の毛に
蝶々が、止まった。
が、君は気づかない。

雲のながれる空をぼんやりと
口を開けてながめている。

瞬間のまぶしさ。
うちは目がくらんで。

ちょうちょはまだ逃げない。
まだ逃げていない。

＊＊＊

もう一つは、せつなげな時間

君を思い出した。

君の面影を、
花にみたてて。

いつか、
草原で、

あのまぶしい時間に、
ふたりはいた。

君の髪の毛にちょうちょがとまって、
君は気づかずにいたっけ。

今、目の前で
黄色い蝶が羽を
休めている。

パンジーのかわいげな花弁が、
君の髪に見えた。

イメージのプレゼント。
幸せのかけら。
君は思い出をくれたんだ。

君はもう
ここにはいないけれど、
幸せを置いていった。

＊＊＊

Qioさんのおかげで、
浮かんだ、イメージ。

どちらのイメージも
素敵で、鮮明だったので、

二つとも絵に描いた。

一つは、この記事の最後に。
もう一つの絵はQioさんの記事で
詩と一緒に掲載していただいた。

＊＊＊

詩など、短い言葉は、
いろんな想像の入り込む余地があって。

だから、詩には

絵が寄り添うことのできる、懐も
つぎの創造につながる、のりしろも
あるのかな


寛大で、深淵。
詩。
うちにとって、いま、
そういうもの。

特に、Qioさんの詩は。
どれも、
素敵なイメージを
くれる。



言葉は時に、
素敵な絵になって。

＊＊＊

君の頭の上に止まった　バタフライ
そのままじっとしていてね
かわいいステッチの麦わら帽子で
きっと　つかまえるから

まだ逃げてないハピネス
真実を分け合おう
君に見せたいから

バタフライの姿

ほんとうにいるんだよ
そこに

「きみがくれたおもいで」

27years old,7.7,Mizuki

→もう一枚のイラスト「しあわせな時間」は、
Qio（詩人）さんの
こちらの記事にて掲載中です。