Abemaで「Ado 全国ツアー2023 マーズ[MARS] 日本武道館公演」が無料だっていうので観てみたんだが
いやー、新時代、ですねまさに。
昨晩一夜限りの無料公開(今は有料になってる)だったので観ました。
いまやYOASOBIと双璧をなすタイアップの女王。
令和を代表する日本の歌姫。
配信、って文化が生んだ歌唱モンスター。
まさにウタウタの実の能力者。
ちょっと凄かったです。
日本武道館、満員のお客さんが顔出ししない20歳そこそこの女の子に率いられて「うっせえわ」を合唱する世界線。
これを新世界と呼ばずして何と呼ぼうか。
まあもう俺なんかは年齢的にこの楽曲の中では揶揄される側なので、
みんな私が思うより健康なんでしょう。
この方の楽曲の中では
「阿修羅ちゃん」
と
「レディメイド」
が好きです。
ライブのセトリでは
「飾りじゃないのよ涙は」が痺れました。
なぜって?
大好きな曲だからです。
Tシャツ買っちゃうくらい。
ライブ関係なくなっちゃいますが、カバー曲のセンスもいいというか。
ご本人が憧れだと公言している椎名林檎の「罪と罰」も
後で探して聴いたら超いい。
あとめちゃくちゃ普通の感想になっちゃいますが歌超うめぇな。
これはライブ行った人、「ウタワールド」に取り込まれちゃいますね。
まあアレも実質アテ書きみたいなもんなんだろうからこっちが本物か。
ご本人が顔出ししていないので矛盾してるみたいな感覚になりますが、
「ライブ」という言葉の本質の一端を垣間見た気がします。
「生」
「なま」
「いきる」
そのことそのものの発するエネルギーというか。
顔を出さないからこその説得力というか。
半分くらい知らない曲(カバー含)でしたけど、
世界観に飲み込まれてたんで気にならなかったです。
もともと顔出しをしていないので、映像で見せる手法とは相性がいいわけで
大箱の方が案外あの手の演出は映えるのかもしれません。
重ね重ねライブで観てたら圧倒されてただろうなぁ。
彼女のようないわゆる「歌い手」や「ボカロP」なんかが世の中にフックアップされるようになってきた事象について
あれこれ書こうかと思ってたんですがどう組み立ててもダサくなるので止めました。
だっておじさんの僻みになっちゃうんだもん。
あと安易なメディア批判。
なので素直に「すごかった」「よかった」でいいです。
こういう体験を気軽にできるのが配信のいいところですよね。
基本的に飽きっぽい新し物好き、瞬間湯沸かし器体質なので、
配信の恩恵はかなり受けていますねー。
誰にも邪魔されない。
酒飲める。
終わった後家帰んなくていい。
誰かと感想を語り合わなくていい。
ファン活動って時に「義務化」との闘いじゃないですか。
ライブ行か「なきゃ」とかグッズ買わ「なきゃ」とか…
それを気にしなくていいのが配信の最大のメリットだと思ってます。
別に一回こっきりで終わったっていい。
どっから観たっていい。
一発目で沼ったら掘ればいい。
そんな感じで熱心なファンに対して若干の罪悪感もありつつつまみ食いを繰り返します、たぶん、今後も。
まあでもこのライブに限らず、
「本当に観たいものは生(現地)で見るに限る」
は真なり、ですよ、皆さん。
行ける時にちゃんと行っときましょう。
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