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ポケモンの図鑑番号を全て暗記した私が…

ポケモンの図鑑番号を全て暗記した。具体的には番号とポケモンが全て結びついた状態。
例えば「図鑑番号25のポケモンは?」と聞かれたら「ピカチュウ」と答えられるような感じ。逆も然り。
なんでそんなことしたの?と聞かれても面白そうだったから、覚えてたらキモいと思ったから程度の理由しかないけれど、やり始めると意外と他の効能もあることに気が付く。
今ポケモンは1025種類いるわけだけど、図鑑番号を全て覚えるということは1〜1025までの整数全てに一つずつ情報が増えるってこと。それの何がいいのかというと、これ以降の数字の暗記が圧倒的に楽になる。
数字の暗記というのは例えば人の誕生日とか何かの暗証番号とか、歴史の年号だっていい。そういうのを覚える時に一個ポケモンが挟まることでスッと頭に入る。1月51日生まれの人の誕生日を覚える時に「ああ、この人はミュウの人なんだな」って考えるといった具合だ。
何よりこの世にあるあらゆる数字がポケモンに見えるわけだから楽しくて仕方がない。時計、値札、広告、、、日常のあらゆるところにポケモンが潜んでいる。

皆さんがポケモンの図鑑番号を暗記したい!という気持ちになったところで、ここからは私がどのように暗記をしていったかを記していく。

まずは覚えておくと便利な基礎知識から。
①ポケモン図鑑は世代ごとに並んでいる
②基本的にストーリーで出てくる順番
③御三家は草→炎→水の順番
順番に見ていこう。
まず①について、当たり前のことだがポケモンには世代というのがあり、現在第一世代から第九世代まで存在している。第一世代のポケモンが終わるとその次の番号から第二世代のポケモンが並ぶ。ミュウの次はチコリータ、セレビィの次はキモリが来る。
③も大事なルールだ。御三家は例外なく草→炎→水の順番で並んでいる。ということは各世代ごとに1匹ずつ御三家を覚えればあとは数えていけばいい。ちなみにヤナップ系統もこの順番である。
また、これはプラスαの知識だが、草炎水の他に水(氷)電気炎の法則もある。まず最初に出てくるのはルージュラ、エレブー、ブーバーの三体。そして次にシャワーズ、サンダース、ブースターもこの順番である。この後の三鳥とルージュラたちのベイビィポケモンもこの順番で並ぶ。注意して欲しいのがライコウ、エンテイ、スイクンの3匹である。こいつらだけはなぜか電気炎水の順番になっている。

これらを踏まえて暗記を開始する。私は暗記に際してあるツールを使用した。それが「Anki」である。いわゆる暗記ツールなのだが、単語ごとに習熟度が記録され、個別に次回の復習タイミングが設定されるのが特徴である。これにはエビングハウスもニッコリ。このツールはパソコンとスマホで使えるのだが、スマホ版のアプリの価格は驚異の3500円!かなり高級なアプリであるが、入れる価値は十分にある。ちなみにパソコン版は無料なのでまずはパソコンで試してみて、スマホでもやりたい!となったら購入を検討するといいだろう。ちなみに私が使った単語リストは公開されているので下のリンクからダウンロードしてみてくださいな。
https://ankiweb.net/shared/info/587832005

最初はどうやって覚えようか試行錯誤しまくった。ポケモンの絵から数字を見つけてなぞるとかもやった。

ひどいもんだ。こんなの1025体もやってられない。

結局行き着いたところは語呂合わせだった。語呂合わせは自分で考えることが結構大事だったりするのだが、私が作った中で傑作だったものをいくつか紹介する。

No108 ベロリンガ
入れ歯(108)をベロベロベロリンガ

No207 グライガー
グライ→ドライ→ツレな(207)いドライな奴

No215 ニューラ
ニューラ→悪ガキ→学校サボる→学校に行こ(215)う

No320 ホエルコ
ホエルオーをデカ丸としたときのミニ丸(320)

No332 ノクタス
耳に(332)入れたら痛い

No436 ドーミラー
ミラー→鏡→鏡写し→シミラー(436)

No484 パルキア
しばし(484)お待ちくださいと言って待つ用の空間に案内する

No579 ランクルス
粉食(579)って意識が錯乱クルス

No675 ゴロンダ
ロックなこ(675)ろし屋

No750 バンバドロ
泥だらけなコレ(750)クション

No849 ストリンダー
弦を弾く(849)

No870 タイレーツ
離れ(870)離れになって1人になると何もできない

No926 パピモッチ
クリーム(926)たっぷりもちもちパン

くだらないと思った人もいるかもしれないが、これでもかなり質が高い方のものである。結論、覚えられればなんでもいいのである。背伸びせず、カッコつけずに自分だけがわかる覚え方でやるのが1番の近道だと思う。

こんなことで気付くのもどうかと思うが、暗記は面白い。暗記に必要なものは覚えた後の自分への憧れと苦しみを楽しめる変態さに他ならない。
また、一緒に図鑑番号の暗記を始めた友人の存在も大きかった。厳密には私よりも少し先に始めていたのだが、彼は常に私より前を走り続けていた。早く彼のようになりたい、早く彼を超えたいという気持ちが三日坊主の私のオシリに鞭を打ってくれたのである。

次は何を覚えようか。私の暗記の旅はまだまだ始まったばかりだ。では679後にまた。

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