見出し画像

グリーンネイルとは?原因や対処法を解説

ジメジメと蒸し暑い梅雨の時期に急増するのが、グリーンネイルです。グリーンネイルとは、その名の通り爪が緑色に変色してしまった状態を指します。「聞いたことはあるけれど、原因や対処法が分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。今回は、グリーンネイルの原因や対処法をご紹介します。


グリーンネイルとは

グリーンネイル(緑膿菌感染症)は、水回りなどの生活環境中に常在する緑膿菌などの細菌に感染することで爪が緑色〜黒味を帯びた緑色に変色する状態を指します。

緑膿菌はその見た目からカビと勘違いされがちですが、元々どこにでも存在するバクテリアの一種です。毒性も弱いため、健康な爪の場合は感染しないことがほとんど。そのため、温度や湿度など繁殖に適した条件が揃わなければ、人にうつってしまう心配はほぼないと言って良いでしょう。

また、グリーンネイルは痛みを伴うことはありませんが、悪化すると異臭を発する可能性もあるので注意が必要です。(※"東邦大学医療センター公式HP"参照)

グリーンネイルの主な原因は?

グリーンネイルは見た目を損なうだけでなく、腐敗臭の発生や爪の欠け・割れなどのトラブルに繋がることもあります。ネイリストとして活動するのであれば、グリーンネイルの原因をしっかり押さえておきましょう。ここでは、グリーンネイルの主な原因を解説します。

ネイルケアを怠っている

ジェルネイルが直接グリーンネイルの原因になるわけではありませんが、ネイルケアを怠ることでグリーンネイルになってしまう場合があります。

例えば、ジェルが浮いていたり欠けていたりといった状態を長期間放置していると、ジェルと爪の隙間に湿気が溜まり、緑膿菌が繁殖しやすくなってしまいます。

また緑膿菌は37℃前後の湿った状態や高温多湿を好むため、梅雨〜夏の暑い季節にかけては特に注意が必要です。

爪に疾患がある

元々爪に疾患がある方の場合も、グリーンネイルになりやすいと言えます。爪と爪先の皮膚が離れる「爪甲剥離症」や爪が縦に割れる「爪甲縦裂症」などの疾患がある場合、緑膿菌に感染しやすいため注意が必要です。

また、爪カンジダ症や爪白癬を発症している方、高齢者や妊婦、新生児など免疫力の低下している方も緑膿菌に感染しやすい傾向があります。

手汗をかきやすい

前述の通り緑膿菌は高温多湿を好むため、手汗をかきやすい方も注意が必要です。手汗をかきやすいお客様には、普段からこまめに除菌や手洗いをするようお伝えしましょう。

また、施術前にエタノールなどで爪の水分・油分を取り除くことも有効です。

プレパレーションが十分でない

サンディングや甘皮処理などのプレパレーションが不十分だと、ジェルが浮きやすくなってしまいます。ジェルが浮くとそこから緑膿菌が繁殖しやすくなってしまうため、注意が必要です。

お客様の爪や皮膚の状態をしっかりチェックした上で、適切なプレパレーションを行うようにしましょう。

グリーンネイルの対処法は?

ここまではグリーンネイルの特徴や主な原因をご紹介しました。実際にグリーンネイルになった爪は、どのような対処をするのが良いのでしょうか。ここからは、グリーンネイルの対処法をご紹介します。

ジェルをオフする

グリーンネイルになってしまった場合、すぐにジェルをオフしてください。緑色の部分を全て削れば緑膿菌がいなくなるわけではないので、オフする際は爪を削りすぎないように注意しましょう。爪を削りすぎてしまうと、緑膿菌以外の細菌にも感染してしまう可能性があるためです。

また、グリーンネイルになってしまった場合「ネイルをしばらく休む必要があるのでは?」と考える方が多いのも事実。しかし、ジェルをオフすれば爪に付着していた緑膿菌は入浴や手洗いなどにより洗い流されます。そのため、オフから2〜3日が経過していれば緑色の色素が残っている状態であっても通常通り施術が可能です。

色素沈着が気になる場合はお客様の希望を伺いつつ、色素沈着を隠せる濃いめのカラーをご提案するのがおすすめです。

医療機関を受診する

グリーンネイルの状態やネイルのカラーやデザインによっては、オフするまで気づかないこともあります。グリーンネイルは、放置していても自然治癒することはありません。オフした際にグリーンネイルが疑われる場合、直ちに医療機関を受診するよう勧めましょう。

また、グリーンネイルになりやすいかどうかはお客様の生活スタイルや自爪の水分含有量によって区々。同じネイルサロンで同じネイリストが同じ道具を使って施術しても、グリーンネイルになりやすいお客様とグリーンネイルになりにくいお客様に分かれます

そのため、グリーンネイルになりやすいお客様や過去にグリーンネイルになってしまったお客様には「ジェル付け替えの周期を早める」「自爪の状態を確認しやすいカラーやデザインをご提案する」などの手段を取り入れるのもおすすめです。

Önschoolではグリーンネイルについても学べる

ネイルケアから接客まで、プロネイリストとして身につけたい知識や技術を学ぶならÖnschoolがおすすめ。ワンカラー、フィルインなどの技術に加え、サロンワークも学べます。ここからは、Önschoolのレッスン内容についてお伝えします。

1DAY レッスン

1DAY レッスンは、サロンワークの基礎となる「ワンカラー技術」を学べるコースです。左右対称のファイリング方法や適切なプッシュアップの仕方、ニッパーの基本動作などケアからトップ仕上げまで、ワンカラーの工程をお伝えします。

▼1dayレッスンで学べる技術

〇左右対称のファイリング方法
〇適切なプッシュアップの仕方
〇ニッパーの基本動作
〇マシンケア実践練習
〇爪別の対処方法
〇爪の育成に適したフォルム形成の仕方
〇最適なジェルの塗布量
〇へこみなく仕上げる方法
〇リフトさせないベースの塗り方
〇サイドの漏れとがたつきの対処法
〇サイドとエッジの塗りこみ方
〇キューティクル際のライン取り方法
〇筆と手の使い方
〇カラー別の正しい塗布料
〇歪みなく仕上げるコーティング方法

2DAY フィルインレッスン

2DAY フィルインレッスンは、通常のジェルネイルよりも爪へのダメージを与えにくい「フィルイン技術」を学べるコースです。マシンの使い方はもちろん、フィルイン前のプレパレーションやマシンビットの選び方などもしっかりとお伝えします。

▼フィルインレッスンで学べる技術

〇フィルイン前のプレパレーション
〇6週間リフトさせない方法
〇爪の育成も出来るフィルインの為のフォルム作り
〇歪みの見方
〇中浮きを防ぐベースの塗り方
〇フィルインに適したベースジェルとその性質
〇フィルイン時の説明とカウンセリング方法
〇爪別のチェックポイント
〇爪と甘皮の基本構造
〇マシンビットの選び方
〇ベースをしっかり綺麗に残す方法
〇段差のない削り方
〇中浮きの削り方
〇先端の厚みの取り方
〇マシンオフ実践練習
〇フィルイン時の亀裂補正と長さ出しの仕方
〇ジェルが浮きやすい方への対処法
〇次回予約に繋がるご提案の仕方

アカデミックプログラム

アカデミックプログラムは、ネイルの基礎やサロンワークが学べる3ヶ月集中プログラムです。知識を学ぶと同時に、実践練習にフォーカスすることで確実に技術を身につけられます。個人サロン開業を目指す方向けに、サロンの立ち上げをサポートさせていただく「サロンブランディングコース」もご用意しております。

対応力を磨くことがネイリストとしての強みに

今回はグリーンネイルの特徴や対処法をご紹介しました。Önschoolでは、ネイルケアから道具の使い方、接客に至るまでネイリストとして活躍する上で必要なことをお伝えしています。興味のある方は、ぜひÖnschoolのレッスンにご参加ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?