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5-アミノレブリン酸(5-ALA)って何だろう?

Xのトレンドを見ていたら、シェディングというワードが出てきた。
聞き慣れないので何だろうと思い調べていくと、シェディング=伝播 でコロナワクチン接種者からの何かしらの物質が伝播されることらしい。
極端にワクチンを恐れている人達が、接種者から発する何かの物質の予防策として、何かをするようだ。
その対策として、5-ALA(アミノレブリン酸)を摂取すればシェディング対策できるというものだ。
では5-ALAとは何だろう?

5-ALAは、地球上のさまざまな生命、例えば植物や動物などが普遍的に作り出している「アミノ酸」の一種。
人体での5-ALAの役割はただひとつであり、ヘムという物質のもととなることです。8個の5-ALAが合わさって出来上がるヘムはさまざまな生命活動の鍵となります。身近な例では、酸素を全身に行き渡らせる血中の赤い色素(ヘモグロビン)に含まれており、酸素とヘムが周囲の環境に応じ結合したり、離れたりすることで、酸素が肺から体のすみずみにまで届けられることが知られています。
さらに、ヘムは食物と酸素からエネルギーを取り出すという、我々の生命活動の根本を担う「呼吸鎖複合体」の中心的物質でもあります。5-ALAがなければ私たちはエネルギーを得る事が出来ず、活動すらできません。また、植物の光合成の中心を担う葉緑素は、8個の5-ALAが合わさることで出来上がる、ヘムに瓜二つの物質です。
植物は光合成により、光と二酸化炭素から酸素と自らの体を生み出します。人を含む動物は、酸素と植物の体を消費して二酸化炭素を吐き出し、その二酸化炭素を使ってまた植物が育ちます。太古の昔より続いていたこの生命のエネルギー循環は、その両輪であるヘムと葉緑素を生み出す5-ALAなしでは決して成り立ちません。
5-ALAは、地上の生命を今の姿に形作った源、まさに生命の根源物質と言えるかもしれません。(SBI Pharma 参照)


つまり細胞内のミトコンドリアがヘムを生成するので、その為には5-ALAが必要であるということです。

ある大学の研究では、この5-ALAを多く摂取することでCOVID-19 コロナウイルスの感染を抑制できるという結果が発表されています。

極端なワクチン恐怖症の方たちにとって、恐らくここがひとつの誤解か勘違いを生んだポイントなのではないかと思います。
感染症の抑制ができるというのを、ワクチン接種者からのシェディング対策できると変換されてしまったのかと。
それを誰かが、5-ALAを摂ればワクチン接種者からの何かの影響を防げるみたいな事を言って拡散されたんだろうと思います。
調べれば真実はすぐ分かる事なんですがね。

そこはどうでもいいのですが(笑)、5-ALAによるヘムの生成やミトコンドリアの活性化は重要なのだと思います。

そこで5-ALAを摂取するにはどうすればいいのかという所に行き着きます。
薬品会社的には、サプリメントを買うようにショッピングサイトに誘導していく感じになります。
でもサプリメントを買わなくても、食品からでも5-ALAを摂取することはできます。
5-ALAを多く含む食品は何かというと、大まかに言えば、緑黄色野菜・発酵食品・イカタコ・肉類などのようです。

(画像 酒蔵プレス 参照)

日本酒に多いようですが甘酒がより多く含むようです。つまり酒粕ですね。
ということは、表にはありませんが味噌・米麹味噌も良さそうです。

表を見ると何となく分かりますが、発酵食品を中心に和食など普段日本人が家庭で食べている食事とほぼ同じなんだなと思います。
材料から手作りした日本の家庭料理を食べていればヘムを生成できていると言えます。

ミトコンドリア内では、5-ALAと鉄分・亜鉛が作用してヘムを生成するということなので、鉄分・亜鉛も摂取した方が良さそうです。

広島大学の研究では、「5-ALA」の摂取により、無気力や落ち込みなど、総合的な気分状態の改善が認められました。 また別の研究では、「5-ALA」の摂取で眠りの質が改善したことも報告されています。 免疫力を高め、良質な睡眠をとり、前向きな気持ちで過ごすことは、今の私たちにとって、非常に大切なこと。(google参照)

日本の一般的な食卓が、細胞・ミトコンドリアを活性化して、ヘムを生成し感染症の抑制や免疫力も高まり、気分も改善して、健康的でいられるということがわかりました。
今日からミト活、ヘム活ですね(笑)。

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