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芦原温泉(福井県)〜74もの源泉がある北陸屈指の名湯〜

旅の手帳を紐解くと、芦原温泉を訪れたのは2019年8月のことでした。

関西の奥座敷と呼ばれ、昔から多くの文人墨客に愛されてきた芦原温泉は、福井県屈指の温泉街です。74もの源泉があり、旅館によって泉質が違います。また、温泉療法医が薦める名湯100にも選ばれています。

恐竜化石の宝庫として知られている福井県内で見て周りたい一つが、断崖絶壁の奇勝・東尋坊。約1200万年前、地下深くからあふれたマグマが冷え固まり、周囲の土が日本海の荒波に削られて地表に現れました。このような地形は、ノルウェー、韓国とあわせて世界で3カ所のみで見られる貴重な場所です。手すりやフェンスは一切なく、崖に近づくほどスリリングです。

三国の港町では、古い洋館や町家が並ぶレトロ散歩が楽しめます。北前船による廻船業を生業とした豪商・森田家が創業した「森田銀行」が、登録有形文化財として残っています。

▲東尋坊

▲旧森田銀行本店

「あわら湯のまち駅」の駅前にある「芦湯」では5種類の足湯が楽しめ、屋台村「湯けむり横丁」が隣接しています。

「清風荘」は北陸最大級の庭園露天風呂が自慢で、芦原温泉初の炭酸泉風呂付きの大浴場もあります。

芦原温泉から車で1時間の距離にあるのが「一乗谷朝倉氏遺跡」と日本曹洞宗の大本山「永平寺」です。樹齢700年の杉に囲まれる静寂さは、筆舌しがたい威厳に満ちた空気を放っています。

▲足湯「芦湯」

▲「清風荘」の内湯

▲一乗谷朝倉氏遺跡

▲道元禅師が開いた座禅道場「永平寺」

以上、芦原温泉を紹介しました。

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