2024年2月の活動
おんせんキャンパスは子どもの心身の状態によって、スタッフと個別で行う活動や全体のプログラムを選んで参加することができます。
全体のプログラムについては、「小学生・中学生の活動について」をご参照ください。
今月、中学3年生は面接の練習や、これまでやってきた学習をくりかえしました。新しいことに取り組むより、「できる」「できそう」と思えることを増やすためです。
全体のトピックは、「雪山遠足」「味噌づくり体験」「納会準備」です。
なかでも雪山遠足はおんせんキャンパス初行事で、小学生から中学生まで安全に楽しむことができました。
雪山遠足
参加希望の子どもたちは、バスで琴引フォレストパークスキー場へ。
ゲレンデでそり遊びをするチーム、スノーボードをするチーム、スキーをするチームに分かれて活動しました。
はじめのうちはうまくすべれなくて心が折れかけた子も、あきらめずに練習して、最後は「またすべりたい!」と言っていました。
また、日ごろ緊張や不安を感じる場面が多い子も、長くスタッフがアウトリーチ(家庭に訪問して一緒に活動する)で関わり続けてきたことを土台にして雪山遠足に参加し、「また出かけたい」と話してくれたことが印象的でした。
なにが子どもの心を動かすか、次の行動につながるかは、やってみないとわかりません。
そのため、おんせんキャンパスではいろいろな体験活動を企画しています。
味噌づくり見学
おんせんキャンパスでは「地域交流」の授業も行っています。
2月は、地域の農作物加工場だったところで何年かぶりに味噌づくりを行うということでお誘いを受け、子どもたちと見学させていただきました。
小学生から高校生世代まで参加し、味噌づくりを見学させていただくだけでなく、地域の方が作られたおにぎりやお味噌汁、お漬物などもごちそうになり、とても感激していました。
仕込んだばかりの味噌はしょっぱい。それが半年をかけて発酵したあとはまろやかな味になるということを身をもって体験することができ、子どもたちは帰りの振り返りで地域の食文化や、地域の人と交流して感じたことを話してくれました。
納会準備
おんせんキャンパスの「納会」は、自分の一年間を思い出す(楽しかったこと、大変だったこと、挑戦したこと、みんなとすごしたこと)、一年のしめくくりの会だよ!と、子どもたちに説明しています。
「どんな納会にしたい?」「参加した人にどういう思いになってほしい?」という問いかけで、子どもたちが話し合い、納会の企画を考えます。
今年は、子どもも大人も一緒に楽しめる「うんどうかい」をして、子どもたちが作った料理を保護者さんにも食べていただく、という内容になりました。
運動会ではどんな種目をやるのか、料理は何を作るのかを、ここから具体的に決めて準備をしていきます。
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